第1試合 智弁学園×小松大谷

第1試合は、奈良の智弁学園と石川の小松大谷高校が対戦します。

智弁学園は2回戦で春のセンバツ王者、群馬の高崎健康福祉大高崎高校に1点差で競り勝ちました。エースの田近楓雅投手は試合ごとに状態を上げ、健大高崎戦では完投して強力打線の相手を1点に抑えています。

一方の小松大谷は、2回戦でエースの西川大智投手が夏の甲子園で優勝5回の大阪桐蔭高校の強力打線を抑え、わずか92球で完封しています。

実力校を破って勝ち上がってきた両チームのエースを互いの打線がどう打ち崩すかが試合のポイントとなりそうです。

第2試合 京都国際×西日本短大付

第2試合は、京都国際高校と福岡の西日本短大付属高校が対戦します。

京都国際は1回戦でエースの中崎琉生投手が3失点で完投。2回戦では甲子園初登板の2年生、西村一毅投手が完封勝利をあげました。

西日本短大付属は、ここまで2試合で合わせて19得点をあげた打線が好調です。中でも2年生のキャッチャー、山下航輝選手は、打順は下位ながらここまで7打数5安打3打点と当たっています。

京都国際の投手陣と西日本短大付属の打線の攻防に注目です。

第3試合 神村学園×岡山学芸館

第3試合は、鹿児島の神村学園と岡山学芸館高校が対戦します。

神村学園は、エースの今村拓未投手がここまでの2試合をいずれも完投し、チームを引っ張っています。ことしのセンバツでホームランを打った不動の4番・正林輝大選手にまだヒットが出ていない中でも、2試合で12得点をあげている打線にも力があります。

岡山学芸館はここまでの2試合をいずれも無失点に抑え、接戦を制してきました。沖田幸大投手と丹羽知則投手の2人の好投だけでなく、守備陣もノーエラーを続けていて、堅い守りが光っています。

第4試合 早稲田実×大社

第4試合は、西東京の早稲田実業と島根の大社高校が対戦します。

早稲田実業は100年前に初めて甲子園球場で開かれた大会に出場した伝統校です。高校通算64本のホームランを打っている宇野真仁朗選手を中心とした打線と、2年生エース、中村心大投手を軸にした投手陣がそろって力を発揮し、勝ち進んできました。

一方の大社はチームの特長でもある盗塁や、バントなどの小技を絡めた攻撃を生かして得点に結び付け、107年前の1917年に杵築中学として出場して以来の1大会で2勝をあげました。延長タイブレークを制した2回戦では、8番の園山純正選手がスクイズなど3つのバントを成功させ、チームを勝利に導きました。

伝統校どうしの対戦は両校の応援を含めて、高校野球の長い歴史を感じさせる一戦となりそうです。

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