パリ五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋(14、ACT SB STORE)が17日、地元・神奈川県相模原市の市民会館で金メダル報告会を行なった。
中学3年生の金メダリストを一目見ようと開場前から長蛇の列ができており、老若男女問わず1000人を超える市民が詰めかけた。
報告会では称讃の楯や花束の贈呈があったほか、吉沢のコーチ兼所属先スケートショップACT SB STOREの店主・寺井裕次郎氏を交えたトークセッションが行われた。
寺井氏は吉沢がスケートボードを始めた7歳の頃から彼女を知っており、「当時のスクールでは最も才能がなかった」と暴露すると、吉沢もそれにうなずき会場を驚かせた。
報告会の最後には、客席を背にして記念撮影。パリ五輪で話題になった吉沢考案の“ビッグキュン”ポーズ(両手の親指を交差させハートマークを作る)を全員で作った。
また、相模原市役所で行われた五輪壮行会の際、本村賢太郎市長に「金メダルを獲ったら屋内練習場を作ってほしい」と懇願していた吉沢。新しい屋内練習場の展望は、自身が2028年のロス五輪に向け練習を積める設備に加え、スケートボードをこれから始める人にも利用できるような設備を伴うものだ。
中学2年ごろから練習の場を市外に移している吉沢は「(練習場が)近いとそれだけ練習に行く回数や時間も増える」と話し、「できるだけ早めに造ってもらえたら」と改めて市長に“おねだり”をした。
この夏は吉沢にとって中学生活最後の夏休み。クラスメートとやりたいことを問われると、「テーマパークや花火を見に行きたい。中学生っぽいことをしたい」と14歳らしい笑顔を見せた。
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