フランスの首都・パリを中心に初めて開催されるパラリンピックは、今月28日から来月8日まで12日間の日程で行われ、22競技の549種目が実施されます。

開幕まで21日で1週間となったパリ市内では、パリのシンボル、エッフェル塔の真下に整備されたエッフェル塔競技場や、開会式が開かれるコンコルド広場などで着々と準備が進められています。

このうち、オリンピックでビーチバレーの会場だったエッフェル塔競技場は、パラリンピックではブラインドサッカーの会場として利用されます。

敷き詰められていたおよそ400トンの砂はすでに撤去され、21日は人工芝を敷く設営作業が急ピッチで進められていました。

競技運営の責任者の男性は「作業は70%くらい進んでいて、できるだけ早く終わらせたい。障害がある人もない人も一緒に楽しめる大会になってほしい」と話していました。

また、20日はパリ市庁舎の隣の広場で、車いすバスケットボールやボッチャなどパラスポーツを体験するコーナーが設けられ、家族連れや子どもたちが対戦形式でプレーしながら楽しんでいました。

観光でフランスを訪れ、ボッチャを体験したイタリア人の男性は「パラスポーツを障害あるなしに関係なく、スポーツとして楽しめるパラリンピックはすばらしいと思います。ふだん陸上の競技をしているので、大会で観戦してみたい」と話していました。

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