カブスは24日、相手の本拠地マイアミでマーリンズと対戦し、鈴木選手は3番・ライトで先発出場しました。
鈴木選手は1回、2アウトランナーなしで第1打席に立ち、高めの速球をとらえてセンター後方へ今シーズン17号の先制ソロホームランを打ちました。
鈴木選手のホームランは8月1日以来、18試合ぶりです。
3回はノーアウト一塁の場面で第2打席が回り、今度は高めのカットボールをとらえて左中間へ運び、2打席連続となる18号ツーランを打って3対0とリードを広げました。
鈴木選手が1試合2本のホームランを打つのは去年5月以来で、3年連続です。
4回の第3打席は2アウト二塁三塁の場面で申告敬遠、5回の第4打席は空振り三振に倒れ、カブスがリードを6点に広げた7回の第5打席は2アウト二塁からライトへタイムリースリーベースヒットを打って追加点をあげました。
9回の第6打席は満塁のチャンスでセカンドゴロのダブルプレーに抑えられました。
鈴木選手はこの試合5打数3安打4打点で連続試合ヒットを「4」に伸ばし、打率は2割7分1厘に上がりました。
また、投げてはここまで9勝の今永投手が中5日で先発登板し、立ち上がりから打者一巡目まではテンポよく3人ずつで抑えて3回までヒットを許しませんでした。
4回と5回はいずれもソロホームランを打たれて2点を失ったものの、続く6回には低めの変化球で2者連続三振を奪うなど7回2失点の好投でマウンドを降りました。
球数は99球、打たれたヒットが4本、フォアボールが2つ、奪った三振は3つでした。
試合はカブスが14対2で勝って連勝を「3」に伸ばし、今永投手が8月6日以来の勝ち投手となって10勝目をあげました。
日本選手のふた桁勝利は9人目
大リーグ1年目の日本選手がふた桁勝利をあげるのは昨シーズン、メッツで12勝をあげた千賀滉大投手に続き、今永投手で9人目です。
日本選手で初めて大リーグでふた桁勝利をあげたのは、1995年にドジャースで1年目だった野茂英雄さんで、13勝6敗の成績をあげて新人王を受賞しました。
その後、2002年に石井一久さんがドジャースで14勝、2007年に松坂大輔さんがレッドソックスで15勝、2010年に高橋尚成さんがメッツで10勝をあげました。
2012年には当時レンジャーズのダルビッシュ有投手が16勝、2014年に田中将大投手がヤンキースで14勝をあげ、2016年には当時ドジャースの前田健太投手がダルビッシュ投手に並ぶ1年目としては最多の16勝をあげました。
メッツの千賀投手は大リーグ1年目の昨シーズン、チーム最多の12勝をあげました。エンジェルスの大谷翔平選手は、1年目の2018年は右ひじのじん帯を修復するトミー・ジョン手術を受けた影響でピッチャーとしては4勝でした。
また、今永投手はプロ野球・DeNA時代にふた桁勝利を3回達成していて、自己最多は2019年にマークした13勝となっています。
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