車いすラグビーの日本代表は、前回の東京パラリンピックまで2大会連続で銅メダルを獲得していて、世界ランキング3位で臨むパリ大会では初の金メダルが期待されています。
日本代表は2日前にフランス入りし、25日、本番の試合会場となるシャンドマルス・アリーナで練習を公開しました。
およそ半分の時間で行われた試合形式の練習では、3大会連続でキャプテンとして臨む池選手が、エースの池崎大輔選手からパスを受けてトライを決めるなど連携を確かめていました。
また、次世代のエースと期待される22歳の橋本勝也選手は持ち前のスピードを生かして得点を重ねるなど、主力の選手たちが順調な調整ぶりを見せていました。
池選手は「頼もしいメンバーがそろっているし、チームとして成長してきた。自分としても最大のパフォーマンスを出せるように集中したい」と意気込みを述べました。
パリオリンピックでは同じ会場でレスリングが行われ、池選手の高校の後輩の清岡幸太郎選手と櫻井つぐみ選手の2人がともに金メダルを獲得しました。
池選手は「エネルギーをもらえたし、プラスな気持ちに変えていきたい」と笑顔を見せていました。
パリパラリンピックの車いすラグビーは開会式翌日の29日から予選リーグが始まり、日本は初戦で世界9位のドイツと対戦します。
池崎選手「世界一になって一番輝く姿を」
4大会連続の出場となるエースの池崎大輔選手は「これからもっと気持ちもパフォーマンスも上げ、環境にも慣れながら初戦に臨んで、しっかり力を出したい。世界一になって一番輝く姿を見せたい」と意気込みを示しました。
橋本選手「みなさんと一緒に最高の景色を見たい」
次世代のエースと期待される橋本勝也選手は、初出場となった東京大会では5試合のうち2試合に出場が限られたことを踏まえ「悔しかった東京大会から3年、この日のために頑張ってきた。日本から多くの方が応援に来てくれると聞いているので、みなさんと一緒に最高の景色を見たい」と決意を述べました。
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