阿武剋はモンゴル出身の24歳。
日本体育大学の相撲部出身で、大学4年生だったおととし出場した全国学生選手権では、当時、チームメートだった関脇 大の里に決勝で勝って学生横綱に輝きました。
去年の九州場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏むと、右四つの相撲を持ち味にことしの夏場所で十両に昇進しました。
そして、先月の名古屋場所では西の十両筆頭で9勝6敗の成績を残し、来月8日に初日を迎える秋場所で新入幕を果たしました。
阿武剋は26日、千葉県習志野市にある阿武松部屋で記者会見し、「一日一番必死にやっていることが結果につながってありがたい。番付が上がるということは相手が強くなるということなので、もっと頑張らなければいけない」と気を引き締めていました。
また、大学の同期だった大の里については「位は全然違うが、頑張って近づきたい。まずはそこまで自分が上がらないと対戦できないので、積み重ねていきたい」と話していました。
そして、秋場所に向けては「立ち合いから攻めて、相手に対して一歩でも攻め込んだ相撲を取りたい。ふた桁勝利を目指して頑張りたい」と意気込みを話しました。
師匠で元幕内、大道の阿武松親方は「順調に上がれてほっとしている。幕内でも今までどおりの相撲を伸ばして寄り切れる力士を目指してもらいたい」と期待を寄せていました。
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