明治安田J1リーグ、サンフレッチェ広島も非常に熱い優勝争いを繰り広げています。25日(日)は、クラブ記録に並ぶ30年ぶりの6連勝で自力優勝の可能性が復活しました。

8月25日(日)広島(2位) vs. 柏(15位)
エディオンピースウイング広島

破竹の勢いで5連勝。首位・町田と勝ち点差4のリーグ2位につけているサンフレッチェ広島。15位の柏レイソルをホームで迎え撃ちました。

試合は、開始からお互いにゴール前に迫る展開。柏がカウンターからゴールを狙えば、サンフレッチェは華麗なパス回し( 新井直人 ⇒ 満田誠 ⇒ 松本泰志 )から決定機を作るなど、一進一退の攻防が続きます。

その均衡を破ったのは、サンフレッチェ。前半38分、中央で 加藤陸次樹 がボールをキープして右サイドへ展開。ここでディフェンダーの 中野就斗 は一番後ろから走って、走って…、最後はこぼれ球をゴール左隅へシュート。中野の今シーズン、4ゴール目でサンフレッチェが先制します。

サンフレッチェ広島 中野就斗 選手
「やっぱり押し込んだときこそ、後ろから出てくる選手は相手からしたら捕まえにくいと思っていたので、そこは走り切ったからこそ、あそこに(ボールが)こぼれてきてシュートを決めることができたなと思っています」

1点リードで迎えた後半、サンフレッチェの勢いは止まりません。後半20分、松本泰志 、東俊希 、佐々木翔 とつないで、また松本がクロス、これが相手の足に当たってオウンゴールで追加点。5試合連続でスタメン出場と好調のチームを支える松本泰志の活躍で柏を突き放します。

その後はサンフレッチェのぺース。東の豪快なミドルシュートがゴールポストをたたけば、途中出場のアルスランがボレーシュート。3点目こそ奪えませんでしたが、チームは実に30年ぶりの6連勝。首位・町田が引き分けたため勝ち点差が2となり、自力優勝の可能性が復活しました。(広島 2-0 柏)

サンフレッチェ広島 佐々木翔 キャプテン
「実際に(首位との)勝ち点2差になったと思いますけど、次の試合でしっかり結果を出すこと、まずはそこをチーム全員で焦点を当てながら、いい準備をして戦う、そこに尽きるかなと。その積み重ねが終わったときにどの順位にいるかというところだと思うので、もちろん上を目指して戦いますけども、一戦一戦を大事にこだわってやっていきたいです」

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石田充 アナウンサー
30年ぶりの6戦6勝という。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
すごい。

石田充 アナウンサー
順位表を見るのが楽しくなってきました。注目は、この町田との勝ち点差が2になった。1つ勝てば勝ち点3が入るので、今度、来月下旬に直接対決があるということで上回る可能性が出てきたということなんです。

ただ、この町田との直接対決の間にルヴァンカップ2試合、天皇杯、ACLの戦いも入ってくる。それを乗り越えて迎える、町田戦と。

田村友里 キャスター
サンフレッチェもあるかも…

天谷宗一郎 さん
ある。

石田充 アナウンサー
青山さん、30年前に 高木琢也 さんがいて、風間八宏 さんがいて、森保一 さんがいて…

青山高治 キャスター
もうメンバーの名前聞くだけで泣きそうです。

石田充 アナウンサー
25日は森保さんが視察に訪れる中でサンフレッチェ・中野選手、走ったらボールが来るっていうのを信じて駆け抜けたシーンも感動的でしたが、どこまで連勝を伸ばすんでしょうか。

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