パリパラリンピックの聖火は、パラリンピック発祥の地、イギリス南部のストーク・マンデビルで行われた採火式のあと、25日にドーバー海峡の海底トンネルを通ってフランスに入りました。

齋藤選手は26日、フランス北部の町、アミアンのおよそ200メートルの区間で聖火ランナーを務めました。

齋藤選手は、2015年に女子砲丸投げで世界記録を更新しましたが、当時はパラリンピックで砲丸投げの齋藤選手のクラスは実施されず、初出場となるパリ大会でメダル獲得が期待されています。

前のランナーからトーチを受け継いだ齋藤選手は、沿道に集まった陸上の日本代表の鬼谷慶子選手や応援に駆けつけた人たちの声援に応えながら、聖火を引き継ぎました。

JPC=日本パラリンピック委員会によりますと、パリ大会の日本選手団で聖火ランナーを務めるのは、齋藤選手が初めてだということです。

齋藤選手は走り終えたあと、「初めてのパラリンピックで楽しみ半分、不安半分だったが、たくさんの人が応援してくれて幸せだったし、自分の人生において貴重な経験だった。パリ大会では持ってる力を最大限に発揮し、笑顔で終えられるように頑張りたい」と決意を新たにしていました。

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