■プロ野球 DeNA 10-4 阪神(27日・横浜スタジアム)
DeNAは阪神に2試合連続二桁得点で勝利し借金は1となった。試合は2ー2の同点で迎えた3回裏、6番・宮﨑敏郎(35)の適時打で勝ち越し、5回裏には7番・山本祐大(25)の適時打で追加点を奪いリード。7回表に1点差に詰め寄られるも7回表に8番・林琢真(24)、代打・筒香嘉智(32)の適時打で8ー4と突き放した。9回にも2点を加え2試合連続今季7度目の二桁得点となり10得点を挙げた。投げては先発・大貫晋一(30)が6回2失点の粘投で5勝目となった。
直近のヤクルトとの3連戦ではカード1勝1敗で迎えた3戦目で佐野恵太(29)に先制2ラン本塁打、宮﨑に3ラン本塁打が飛び出すなど序盤からリードすると中盤にも得点を重ね10ー4で勝利、カード勝ち越しとなった。この日から阪神との3連戦が横浜スタジアムでスタート、先発には今季14度目の登板となった大貫が上がった。大貫は試合前まで4勝7敗、防御率は3.11。前回登板となった20日の中日戦(横浜スタジアム)では5回途中2失点で勝ち負けはつかず。
大貫の立ち上がりは先頭の近本光司(29)に左安打で出塁を許すと2番・中野拓夢(28)に送りバントを決められ得点圏に走者を背負った。すると3番・森下翔太(24)にセンターへの適時打を放たれ先制点を与えた。
打線はその裏、阪神の先発・伊藤将司(28)に対し先頭の梶原昂規希(24)が一ゴロ。2番・蝦名達夫(26)が四球を選び出塁も3番・佐野は中飛に打ち取られ2死を奪われた。一塁走者の蝦名は盗塁を決め2死二塁から4番・オースティン(32)は四球。5番・牧秀悟(26)はショートへの内野安打で続き満塁の好機で6番・宮﨑は追い込まれてからの3球目をセンターへ弾き返し2点適時打に。逆転に成功した。
しかし直後の2回表、この回先頭の6番・島田海吏(28)に四球を与えると7番・木浪聖也(30)の二ゴロの間に走者を進め1死二塁に。迎えた8番・梅野隆太郎(33)にセンターへの適時打を許し再び試合は振り出しに戻った。
2ー2の同点で迎えた3回裏、2番・蝦名が中安打、4番・オースティンが右安打を放つと1死一、二塁のチャンスに。5番・牧は投ゴロで走者入れ替わり2死一、三塁とし6番・宮﨑の打球はセンターへの適時打となり勝ち越しに成功。さらに伊藤将の暴投の間に二塁走者の牧が本塁へ生還し4ー2とリードを奪った。
大貫は毎回走者を背負う苦しい投球。2点リードで迎えた4回表には先頭の5番・大山悠輔に四球、6番・島田、8番・梅野に安打を放たれ1死満塁のピンチを迎えた。しかし代打・渡邉諒(29)を空振り三振、1番・近本を二ゴロに打ち取り本塁を踏ませず無失点に切り抜けた。
5回裏、2死から5番・牧が中二塁打、6番・宮﨑が四球でチャンスを作ると7番・山本にレフトへの適時打が飛び出し貴重な追加点を挙げ5ー2。
大貫は6回112球を投げ抜き6安打2失点と粘投。7回表から2番手・ウィック(31)がマウンドに上がった。しかしウィックは二者連続の四球、安打で満塁のピンチを迎えると降板。3番手で坂本裕哉(27)が登板が登板するも暴投、3番・森下の中犠飛で2点を失った。なおも2死一、二塁と走者を背負った場面で4番手・佐々木千隼(30)が登板すると代打・小野寺暖(26)から空振り三振を奪いリードを守り切った。
1点差となった直後の7回裏、阪神の4番手・石井大智(27)に対し4番・オースティンの左二塁打、6番・宮﨑が申告敬遠などで2死一、三塁。すると迎えた8番・林がレフトへの適時二塁打、続く代打・筒香がセンターへの2点適時打を放ち8ー4と再びリードを広げた。
4点リードで8回表を5番手・ウェンデルケン(31)が三者凡退に。8回裏には2番・蝦名、3番・佐野の右二塁打でチャンスを作ると4番・オースティンの右飛の間に1点を加え9ー4。さらに5番・牧のレフトへの適時打で10得点。9回表を6番手・伊勢大夢(26)が阪神打線に反撃を許さず試合終了。勝利したDeNAは阪神とのカード初戦を白星で飾った。
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