緻密な戦略がカギ“ボッチャ”とは
“火ノ玉ジャパン”6人の顔ぶれ
“高め合う2人” 杉村は2連覇 廣瀬が初のメダルなるか
逆境を乗り越えた若きキャプテン
このうち杉村選手は前回の東京大会で金メダルを獲得したあと「金メダリストとしてのプレッシャーがあった」としてみずからのプレーを見失った時期があったといいます。それでも東京大会の自分を超えるという目標に向かってボールの感覚を確かめながら精度を高めていきました。
その杉村選手をことし1月の日本選手権で破ったのが廣瀬選手です。試合はコートの奥のギリギリのところでともに譲らない攻防を見せるなどして会場を大いに沸かせました。国内でしのぎを削りあってきた2人がパリの大舞台でも強豪のタイやインドネシアなどの選手たちとどんな戦いをしてメダルを手にすることができるのか注目です。
開幕時には22歳でチームのキャプテンを務める内田峻介選手も注目の1人、おととしの世界選手権で金メダルを獲得した実力者です。ただ、去年の国際大会では障害の種類や程度が異なる選手が公平に競い合うための仕組みであるクラス分けの結果「出場資格なし」と判定され、一時、パリパラリンピックの出場は絶望的となりました。しかし、ことし4月の別の国際大会で出場が認められることになり代表の座をつかみ取りました。このような逆境を乗り越えてたどりついた初のパラリンピックの舞台で内田選手は形勢を変える力強いショットを武器にメダル獲得を目指しています。
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