車いすラグビーで、日本は、リオデジャネイロ大会と東京大会の2大会連続で銅メダルを獲得していて、パリ大会では初の金メダル獲得をねらいます。

予選リーグは4チームずつ2つのグループに分かれて行われ、世界ランキング3位の日本は、29日の初戦で世界9位のドイツと対戦しました。

日本は第1ピリオドを1点リードで終えると第2ピリオドはチーム最年少の22歳、橋本勝也選手のスピードを生かした突破を軸に得点を重ね、28対19とリードを広げました。

第3ピリオドで6点差まで詰め寄られましたが、最終の第4ピリオドにはキャプテンの池透暢選手が激しいディフェンスと巧みなチェアワークで攻守で存在感を見せるなど各選手が持ち味を発揮してドイツを突き放し、55対44で勝って目標の金メダルに向けて白星スタートを切りました。

予選リーグは各グループの上位2チームが準決勝に進み、日本は30日の予選リーグの第2戦で世界2位のアメリカと対戦します。

池透暢主将「幸せだと思いながら楽しんでプレーできた」

キャプテンの池透暢選手は「ひと安心ではあるが、目指しているラグビーは少しできなかった部分があったので、次のゲームで修正していきたい。無観客だった東京大会では得られなかった興奮をこの会場で得られ、幸せだと思いながら楽しんでプレーできた。日本は世界一のすばらしいチームだと思っているので、このすばらしさを頂点まであげていきたい」と金メダル獲得へ改めて意欲をみせました。
そのうえで第2戦のアメリカ戦へ向けて「とても強いチームなので、1つ1つのプレーを大切にしながら、連携を意識して、自分たちのベストを尽くしたい」と抱負を述べました。

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