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  • 車いすラグビー ルールは クラス分けは

  • 日本代表メンバーは

車いすラグビー ルールは クラス分けは

車いすラグビーは「マーダーボール」=「殺人球技」とも呼ばれるほど、激しい接触プレーが魅力で、男女混合で手や足などに障害のある選手が1チーム4人で戦います。

タックルは時に車いすが浮くほどの衝撃でラグビーと言いながら前にパスをすることもできます。バスケットボールと同じ広さのコートで行われ、ボールを持った選手が相手陣地の端にあるトライラインに達するか、通過すれば1点となります。

選手は障害の重いほうから0.5から3.5まで7段階の持ち点にクラス分けされていて、コート上の4人の点数の合計を8点以下にする必要があります。

男女の区別はなく、女子選手が加わる場合は1人につき、チームの持ち点の上限が0.5ポイント加えられます。

日本代表メンバーは

車いすラグビーの日本代表は初めてメダルを獲得した2016年のリオデジャネイロ大会から2大会連続で銅メダルを獲得していて、パリ大会では初となる金メダル獲得を目指します。

日本代表 12人(かっこ内は持ち点)

▽倉橋香衣選手(0.5)
▽長谷川勇基選手(0.5)

▽小川仁士選手(1.0)
▽草場龍治選手(1.0)
▽若山英史選手(1.0)

▽乗松聖矢選手(1.5)

▽中町俊耶選手(2.0)
▽羽賀理之選手(2.0)

▽池透暢選手(3.0)
▽池崎大輔選手(3.0)
▽島川慎一選手(3.0)

▽橋本勝也選手(3.5)

初出場は23歳の草場選手。
女子選手は倉橋選手1人です。

【詳しくはこちら】日本代表選手プロフィール

経験豊富なベテランに若手が成長

日本の最大の強みは比較的障害が軽く、攻撃的な役割を担う「ハイポインター」に世界トップレベルの選手が複数いることです。

▽正確なパスで攻撃を組み立てるキャプテンの池選手
▽長年エースとして日本代表を引っ張り、持ち味の突破力で得点を量産する池崎選手。
▽6大会連続出場と代表の中で最も経験豊富な島川選手。
▽チーム最年少の22歳、橋本勝也選手は初出場となった東京大会では出場機会に恵まれませんでしたが、その後、持ち味のスピードと突破力で国際大会でも攻撃の中心として活躍するなど、成長を遂げてきました。

強豪相手にも、この4人を交互に投入することで、どの時間帯でも高い得点力を保てるのが強みです。

前哨戦は日本が全勝

世界ランキング3位の日本の強敵となるのが世界ナンバーワンの呼び声が高い、ライリー・バット選手を擁する世界1位のオーストラリアや、エースのチャック・アオキ選手を中心に高い攻撃力を誇る世界2位のアメリカです。

アメリカとは予選リーグで同じ組となり、オーストラリアとは決勝トーナメントで対戦する可能性があります。

この2つの国を含むパラリンピックに出場する6か国が出場して、ことし6月に行われた国際大会では、日本が持ち前の攻撃力と、磨いてきた守備がかみあい、予選リーグから決勝まで全勝で優勝しました。

ただ、この大会の決勝で対戦したオーストラリアはバット選手をけがで欠いたほか、アメリカもチャック選手が出場していたものの、ベストメンバーではなかったとみられています。

さらに準決勝以降で対戦する可能性のある開催国フランスも東京大会後から急速に力を伸ばしてきていて、パラリンピック本番でもライバルを攻略して初めての金メダルを獲得できるか注目です。

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