8月29日(木)中日 vs. 広島(バンテリンドーム)

中日との3連戦は、ここまで1勝1敗。2カード連続の負け越しは避けたい広島カープ。中10日で先発に送り出された 九里亜蓮 は、序盤から気合いの入ったピッチング。2回には 石川昂弥 のバットをへし折る力強い投球を披露し、2イニング連続の三者凡退でスタートします。

迎えた4回、先頭バッターの 福永裕基 にヒットを許します。その後、立て続けに2アウトまで取ったものの、宇佐見真吾 の打席。甘く入ったチェンジアップはライトスタンドへ。痛恨の1球でツーランホームランを浴び、2点の先制を許してしまいます。

しかし、5回、カープはすぐに反撃を開始。まずは先頭バッター、この日ここまでカープで唯一ヒットを放っている、好調・坂倉将吾 が、右中間を抜くスリーベースヒット。前日に続くマルチ安打の活躍でチャンスメイクに成功します。

続くのは、6番・堂林翔太 。またまた左中間へ長打。タイムリーツーベースで1点差に詰め寄ります。

さらに、ここで7番・菊池涼介 が送りバント。これが13年目で記念の通算350犠打。史上5人目、カープでは初となる快挙を達成し、堂林を3塁へ進めます。

ここから勢いづいていきたいカープ。しかし、続く 矢野雅哉 がピッチャーゴロに倒れると、3塁ランナーがはさまれてホームには還れず…。

なんとか1点をつかみたいところで九里の打席、代打に 上本崇司 が送られますが、ライトフライに倒れ、同点に追いつくことはできません。

ここからカープは継投に入ります。九里からマウンドを引き継いだのは、黒原拓未 。先頭バッターにヒットを許したものの、代打・ブライト健太 と1番・岡林勇希 をゴロに打ち取り、中日打線に追加点を与えず、1点差のまま後続に託します。

いつもは頼もしいリリーフ陣ですが、6回、1アウト・3塁・2塁とランナーをためた 森浦大輔 が、犠牲フライで2か月ぶりに失点します。

8回に登板したコルニエルは、ツーランホームランを許し、勝負あり。ゲーム差がなかった2位・巨人の試合が台風の影響で中止だったため、7月31日以来、守り続けていた首位を明け渡したカープ。(中日 5-1 広島)

台風で30日のセ・リーグの試合は軒並み中止のため、首位奪還をかけた戦いは、あす31日(土)からのスタートです。

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