静寂の中の格闘技 “ゴールボール”
《日本代表メンバー》
◇女子(6人)
◆男子(6人)
【女子】予選リーグ グループ分け
【男子】予選リーグ グループ分け
視覚障害がある選手が鈴の入ったボールの音を頼りに交互にボールを転がして得点を競う、パラリンピック独自の競技、ゴールボール。男子のトップ選手が投げる重さ1キロ余りのボールのスピードは時速60キロから70キロ。それをディフェンスの選手が体1つで止めるゴールボールは「静寂の中の格闘技」という異名を持ちます。
選手全員がアイシェードと呼ばれる目隠しを付けた状態で、バレーボールと同じ大きさのコートの両サイドに置かれたゴールに向かって、ボールを投げ合って得点を競います。
東京大会で銅メダルを獲得し、6大会連続の出場となる世界ランキング2位。
▽高橋利恵子 選手▽萩原紀佳 選手▽天摩由貴 選手▽安室早姫 選手▽新井みなみ 選手▽小宮正江 選手
去年、イギリスで開かれた国際大会で優勝し、初めて自力で出場権を獲得して2大会連続の出場となる世界ランキング6位。
▽金子和也選手▽佐野優人選手▽田口侑治選手▽宮食行次選手▽鳥居陽生選手▽萩原直輝選手
パリ大会では男女それぞれ8チームが2つのグループに分かれて予選リーグを行い、その後、決勝トーナメントが行われます。銅メダルを決める3位決定戦を含めて、順位決定戦も行われます。
日本は前回の東京大会で、リオデジャネイロ大会に続いて金メダルを獲得した世界ランキング1位のトルコや、4位ブラジル、5位の中国などとは別のグループに入っていて、予選リーグ1位通過を目指しています。
【プールA】▽トルコ ▽イスラエル ▽中国 ▽ブラジル
【プールB】▽韓国▽カナダ▽フランス▽日本
2012年のロンドン大会で金メダルを獲得している女子チームは、海外勢の力強いボールに対応するため、男子選手を相手にディフェンスの練習を積んできました。守備の要となるセンターの高橋選手を中心に大会を通して堅い守備でいかに失点を防げるかが鍵を握ります。また、得点源のエースの萩原選手は「去年から大会に出ても銀メダルしか取れず苦しみは、おなかいっぱい」と話していて、パリ大会で3大会ぶりとなる悲願の金メダルを獲得できるかに注目が集まります。
男子は東京大会で敗れた世界ランキング3位の中国や8位のウクライナなどと同じグループに入っています。
【プールA】▽ブラジル ▽イラン ▽アメリカ ▽フランス
【プールB】▽中国▽ウクライナ▽エジプト▽日本
初めて自力で出場権を獲得して2大会連続の出場となる男子チームはウエイトリフティングなどの筋力トレーニングを多く取り入れ、ボールの力強さを磨いてきました。ことし3月の国際大会では世界ランキング1位のブラジルと▽予選リーグで12対13▽決勝でも7対10と、いずれも敗れたものの、点を取り合うなど成長した攻撃力に手応えを感じていて、強豪を倒して初のメダル獲得なるか注目です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。