男子400メートル車いすのクラスの決勝には東京大会の金メダリストで連覇を目指した佐藤選手と、日本選手団最年長、61歳の伊藤選手が出場しました。

佐藤友祈選手

佐藤選手は序盤、スムーズにスピードにのりましたが、中盤で世界記録を持つベルギーのマクシム・キャラバン選手に引き離され、最後まで追いつくことはできませんでした。

それでも、56秒26のタイムでフィニッシュし、銀メダルを獲得しました。佐藤選手は3大会連続のメダル獲得です。

伊藤智也 選手

伊藤選手はスタートを決めて中盤までレースをリードし、1分1秒08のタイムで2012年のロンドン大会以来、3大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得しました。

キャラバン選手のタイムは55秒10で、パラリンピック初出場で金メダル獲得となりました。

佐藤友祈「金メダルを持ち帰ることができず残念な思い」

銀メダルを獲得した佐藤友祈選手は「マクシム選手を打ち倒して金メダルを日本に持ち帰ることができず残念な思いが強い」と、悔しさをにじませました。それでも、予選よりスタートが改善されたと手応えも口にし「次に出場する100メートルで今度こそ金メダルが取れるように頑張っていきたい」と前を向いていました。

伊藤智也「メダルに届いたのがよかった」

3大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した伊藤智也選手は「うれしいです。走りはいまひとつだったが、とりあえずメダルに届いたのがよかった」と、安心した表情で喜びました。
日本選手団最年長の61歳でのメダル獲得については「多くの人に恵まれた結果」と感謝していました。

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