2大会連続のパラリンピック出場となった世界ランキング4位の工藤選手は初戦の準々決勝で東京大会の銅メダリストでアルゼンチンの選手と対戦しました。
5分間では決着がつかず、勝負は1分間の「ゴールデンラウンド」にもつれ、工藤選手は蹴りを決めて2ポイントを奪い、4対2で勝ちました。
続く準決勝はトルコの選手に10対15で敗れ、3位決定戦に回りました。
3位決定戦では世界5位でメキシコのフアンディエゴ・ガルシアロペス選手と対戦し、序盤はけん制し合う展開で2分間以上、互いにポイントを奪えませんでした。
その後、3ポイントずつを奪い、3対3の同点のまま終盤を迎えましたが、工藤選手は残り7秒で相手に蹴りを決められて2ポイントを奪われ、3対5で敗れました。
工藤選手は東京大会から採用されたこの競技で日本選手として初のメダル獲得はなりませんでした。
工藤俊介「悔しくて申し訳ない」
工藤選手は「メダルに届かなかったのは悔しくて申し訳ない。最後まであきらめずに勝ちにこだわり続けようと思って臨んだ。応援のおかげでここまで来られて、いい試合ができたので感謝しかない」と涙をこらえきれませんでした。
この競技で日本選手初のメダルにあと一歩まで迫ったことについては「東京大会から比べて躍進できたと思う。もっともっと日本チームで強くなり、メダルを取れるようにしていきたい」と話していました。
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