パラトライアスロン どんな競技?
“パラトライアスロンの魅力” ルール・クラス分け
注目
《日本代表(4人)》
セーヌ川でのスイムは
注目は宇田秀生 2大会連続のメダルなるか
▽パラ競泳からパラトライアスロンに転向して3大会の連続出場となる車いすのクラスの木村潤平選手(きむら・じゅんぺい)▽運動機能障害のPTS4のクラスの宇田秀生選手(うだ・ひでき)▽視覚障害のクラスの米岡聡選手(よねおか・さとる)
▽3大会連続出場となる運動機能障害のPTS2のクラスの秦由加子選手(はた・ゆかこ)
「スイム」は競技会場のセーヌ川で行われます。セーヌ川は水質の悪化などから長年、遊泳が禁止され、パリ市などが大会に向けて対策を進めてきましたが、オリンピックのトライアスロンは雨の影響による水質悪化で男子の競技が延期されました。パラリンピックも予定どおり競技を行えるか、注目されています。
日本の注目選手は、運動機能障害のPTS4のクラスの宇田秀生選手です。東京パラリンピックで、トライアスロンの日本選手として初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。東京大会のあとは、苦手なスイムの克服に努め、徹底した泳ぎ込みで、スピード強化に取り組んできました。スイムの遅れを最小限に抑え、得意のバイクでばん回することで、より優位にレースを展開する狙いです。しかし、ことし5月に行われたパラトライアスロン横浜は、体調不良で途中棄権となりました。その後もコンディション不良が続いて世界ランキングで順位を落とし、自力でのパラリンピック出場を逃しましたが、その後、過去の実績などで推薦枠での出場が決まりました。ことし7月の会見で、宇田選手はコンディションが戻ってきていることを強調したうえで、涙ながらに「半分心が折れかけていたが、神様が最後に招待状を送ってくださり、なんとかパリの切符を手にすることができた。一緒にやってきた仲間の中にはパリに行けない選手もいるので、その分も命を削って走りたい」と強い意気込みを見せました。目標は2大会連続のメダル獲得です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。