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 ドジャース・大谷翔平選手(30)は1週間で3本のホームランが飛び出しました。これで史上初の43本塁打、43盗塁となりました。

■右ひじ手術後初のブルペン投球

 日本人初の“40-40”達成翌日の日本時間8月25日、次なるステージ、メジャー史上初“50−50”への第一歩を踏み出します。

 第3打席、外角の球に体勢を崩されながらも技ありの一打はライトポール際の最前列へ運ぶ41号2ラン。ホームで出迎えたミゲル・ロハス選手(35)とともに、両手を前に出しながら舌を出す“デコピンポーズ”で喜びを分かち合いました。

 試合前には右ひじ手術後、初めてとなるブルペンで投球練習、キャッチャーを立たせたままで10球投げ込みました。来シーズンに向け、ピッチャー復帰への道を順調に歩んでいます。

 日本時間26日は球場やベンチがヒヤリとする場面もありました。147キロのボールが左手首付近を直撃、苦悶の表情も自らの足で1塁へ。試合後の検査では骨に異常なしということで、まずは一安心です。

■3年連続となる150安打に到達

 休養日明けの日本時間28日、左手首に青いテーピングをして練習に臨みますが、試合では不安を感じさせないスイングを見せます。第1打席の初球、インコース高めのボールをライト前へ。

 第2打席、ここも初球からスイング、今シーズン46度目のマルチヒット、これで3年連続となる150安打に到達です。

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■デコピンと始球式 大谷はワンダフルな活躍

■デコピンと始球式 大谷はワンダフルな活躍

 日本時間29日には大谷選手が愛犬デコピンを抱きかかえた首振り人形が先着4万人に配られ、ゲットしたファンは大喜び!中には、限定の金色バージョンを手にした人もいました。 金色の首振り人形を引き当てたファン
「首と一緒に手がやばい、めっちゃ震えます」

 この日の主役もそろって球場入り、デコピンは金色の首振り人形に興味津々です。

 そして試合前、大谷選手がデコピンを抱えてマウンドへ、始球式で共演を果たします。

大谷選手
「2〜3週間練習しました。1回、ここにも来て予習しましたし」  大谷選手からの「待て」に、その場で待機。そして大谷選手がキャッチャーの位置につくと、デコピンに合図を送ります。すると、デコピンはボールをくわえて大谷選手の元へまっしぐら!始球式の大役を務め上げ、ハイタッチ! 大谷選手
「打席よりも緊張しました。素晴らしいですね。良いおやつを買ってあげたいなと思います」  愛犬がスタジアムを盛り上げた後は大谷選手の出番、第1打席でした。スライダーにタイミングを外されながらも42号先頭打者ホームラン、ダイヤモンドを周りながら、デコピンポーズも見せます。  続く打席、ライト前ヒットで出塁した大谷選手はその後、2塁へ進むと、ワンバウンドの送球が左肩に当たる痛〜い41個目の盗塁。サードランナー大谷選手、この後も油断なりません。背後を通るファウルボールを、何とか避けてみせます。  すると、ファウルボールを打った4番テオスカー・ヘルナンデス選手(31)に逆転3ランが飛び出し、ホームではハイタッチで出迎えます。

 さらに5回、一塁ランナーの大谷選手、また走ります。42個目の盗塁を決め、さらにキャッチャーがもたつく間に一気に三塁へ。

 この後、ギャビン・ラックス選手(26)のゴロをショートがエラーする間に6点目のホームを踏み、これがキャリアハイとなる104回目のホームイン。

 デコピンとの特別な日に、打って走ってのワンダフルな活躍を見せました。

大谷選手
「しっかりと良い形で振れているので、そういう打席が増えると、自ずと数字も上がってくるのかなと思います」 ロバーツ監督
「(Q.始球式のデコピンと大谷の活躍とどちらが印象的?)デコピンだ!」

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■メジャー史上初“43−43”到達

■メジャー史上初“43−43”到達

 日本時間31日、ダイヤモンドバックスの本拠地、アリゾナにやってきた大谷選手。グッズショップでは、対戦記念Tシャツも販売していました。

 ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースと2位ダイヤモンドバックスとのゲーム差は4(試合前)、注目の4連戦の初戦。

 ダイヤモンドバックスの先発はエースのザック・ギャレン投手(29)。大谷選手はこれまで6打席対戦し、ヒットを打てていません。

 初球、152キロのストレートをとらえると、打球はあっという間にフェンスに到達。大谷選手は悠々、2ベースヒット、そして塁上ではデコピンポーズ。

 さらに右手中指の亀裂骨折にもかかわらず強行出場の3番フレディ・フリーマン選手(34)は、左中間に飛び込む2ランホームランで先制します。

 その後、両チームが点を取り合い、ドジャース1点リードで迎えた大谷選手の第2打席。右ひじのプロテクターを直撃しデッドボール、痛みを堪えるも大丈夫そうです。

 続く 2 番ムーキー・ベッツ選手(31)の犠牲フライでドジャース 4 点目を加えると、1 アウト一塁三塁、 3 番フリーマン選手の打席でスタートを切ると 43 個目の盗塁を成功させました。

 そして 8 回の第 5 打席、相手のキャッチャーは高めのボールを要求するも、甘く入ってきたボールを 捉えて 43 号ソロホームラン!

 メジャー史上初となる43本塁打、43盗塁に到達しました。

 前人未到の領域“50−50”へ、また一歩近づきました。

 一方、9回には、ダイヤモンドバックス6番エウヘニオ・スアレス選手(33)に2ランホームランを許し、これで1点差の10−9。それでも何とか逃げ切ったドジャースが勝負の4連戦、初戦を制しました。

(9月1日放送「サンデーLIVE!!」より)

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