ブラインドサッカーは、1チーム5人でプレーします。フィールドプレーヤーの4人は全員、視覚障害のある選手で、アイマスクを着用し、金属が入ったボールの音やガイドの掛け声などを頼りにゴールを目指します。ゴールキーパーは主に健常者が務めます。

初のメダル獲得を目指す世界ランキング3位の日本は、エッフェル塔の前に設けられた会場で世界12位のコロンビアと対戦しました。

日本は前半8分に先制されてそのまま折り返し、後半は高校3年生の平林太一選手を中心に何度も決定的な場面を作りましたが追いつくことはできず0対1で競り負けました。

予選リーグは8チームが4チームずつ2つのグループに分かれて総当たりで戦い、上位2チームが準決勝に進みます。日本は2日の第2戦で東京大会銅メダル、世界8位のモロッコと対戦します。

川村怜 主将「相手ペースになってしまった」

キャプテンの川村怜選手は「非常に難しいゲームになった。立ち上がりのばたつきは想定していたが、なかなか立て直せず相手ペースになってしまった。すばらしいシュートを決められて、非常にもったいなかった」と振り返りました。
満員のスタジアムでのプレーについては「雰囲気は最高だったし、すばらしいスタジアムでプレーできて幸せだった。ここでゴールを決めて勝ちたかった。きょうの反省を生かしてあした、あさってはしっかり勝ち点が取れるように準備したい」と話していました。

平林太一「すごく悔しい気持ち」

先発出場したチーム最年少の高校3年生、平林選手は「相手のエースが強力な選手で、そこに注意しつつ攻撃を仕掛けていけるように意識していたが負けてしまいすごく悔しい気持ちだ」と初戦を振り返りました。
そのうえで「初めてこんな大観衆の中で試合をした。失点した時もシュートを打った時も観客が励ましのことばをかけてくれて、力になった。だからこそ勝利やゴールを届けたかった。こんなところで終われないので、しっかり次で勝ってメダルにたどり着けるように切り替えていきたい」と話していました。

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