■第13回 BFA U18アジア選手権 オープニングラウンド 香港 0-19 日本(5回コールド)(2日・台北市立天母棒球場)

日本は香港に5回コールドで大勝。試合は1回表から5番・徳丸快晴(大阪桐蔭高)、7番・花田悠月(智弁和歌山)に適時打が飛び出すなど7得点。続く2回裏にも4番・石塚裕惺(花咲徳栄高)の適時打などで4得点を挙げ11-0。さらに3回、4回にも得点を重ね19得点と大量リード。投げては先発・髙尾響(広陵高)が2回4奪三振無失点の好投で試合を作ると2番手・藤田琉生(東海大相模高)、3番手・田崎颯士(興南高)も無失点で繋いだ。

この日から「第13回 BFA U18アジア選手権」が台湾で開幕。日本はオープニングラウンド(グループB)で香港、スリランカ、フィリピンと対戦する。日本は過去12大会で韓国と最多タイとなる5度の優勝を経験。今夏の甲子園を沸かせた18選手が2大会ぶり6度目のアジアの頂点を目指す。

初戦の先発マウンドを任された髙尾の立ち上がりは先頭のリュウ・ハンヤンにストレートの四球を与えるも2番・リー・ロンシェン、3番・ウー・ティンイーを空振り三振。さらに一塁走者の盗塁をキャッチャーの熊谷俊乃介(関東第一高)が阻止しダブルプレーに仕留めた。

打線はその裏、香港の先発・ホゥ・パイトンに対し先頭の境亮陽(大阪桐蔭高)が右安打で出塁。すかさず盗塁も決めると続く2番・濱本遥大(広陵高)も遊安打、3番・髙山裕次郎(健大高崎高)は四球を選択し、無死満塁のチャンスを迎えた。4番・石塚の打球は三ゴロも1点を先制。5番・徳丸は3球目のスライダーをセンターへの適時打にし、2点目を加えた。打線は勢い止まらず1死満塁から7番・花田にもレフトへの適時打、8番・宇野真仁朗(早稲田実高)は右中間を破る適時三塁打を放ち6ー0。香港は2番手・ホー・ジンシーが登板するも9番・熊谷にレフトの頭を越える適時二塁打が飛び出し追加点を挙げこの回一挙7得点を奪った。

高尾は2イニング目、2つの三振を奪うなどテンポ良く三者凡退に抑えると2回裏には無死一、二塁から4番・石塚のレフトへの適時三塁打、5番・徳丸のライトへの適時打と連打で10点目。続く8番・宇野の打球をセンターが落球し11点目を挙げた。

3回表からは2番手・藤田が登板。角度のある投球で三者連続三振の快投。3回裏には香港の3番手・ジャン・リーチェンに対し3番・髙山が四球、4番・石塚が中安打でチャンスを作ると5番・徳丸がライトへの2点適時打を放ち13ー0。6番・櫻井椿稀(鶴岡東高)にもセンターへの適時打が飛び出し14ー0と大きく突き放した。

4回の表は3番手・田崎が1番・リュウ・ハンヤンに四球を与えるも後続を抑え無失点に繋いだ。4回裏は無死一塁から9番・熊谷のレフトへの適時打で15点目。3番・髙山、4番・石塚の連続適時打などで19得点を挙げた。

そのまま19点のリードで5回表も田崎が無失点に抑えると5回コールドで試合終了。日本代表は初戦に勝利し好発進。次戦は明日の3日、スリランカと対戦する。

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