■パリパラリンピック 水泳男子100m平泳ぎ(SB14・知的障がい)決勝(日本時間3日、ラデファンス・アリーナ)

東京パラ金メダリストで世界記録保持者の山口尚秀(23、四国ガス)が、1分04秒94で銅メダルを獲得。連覇達成はならなかったが、2大会連続のメダル獲得となった。

勢いよく飛び込んだ山口は、ダイナミックな泳ぎで頭一つリードして50mを1位でターンするが、ラスト10mで後続の選手たちに捉えられ3位でフィニッシュした。

山口は、3歳で知的障がいを伴う自閉症と診断された。祖父母とともに歩行浴で水に親しみ、高校1年生の時に本格的に水泳を始める。187cmの恵まれた体格をいかし、2021年東京パラでは100m平泳ぎで4度目の世界新記録となる1分03秒77で金メダルを獲得した。

■山口尚秀(やまぐち・なおひで)
2000年10月28日、愛媛県今治市出身。名前の「尚秀」はシドニー五輪金の高橋尚子さんの「尚」と、同時期にプロ野球で活躍していた松井秀喜さんの「秀」から名づけられた。2019年、2022年、2023年世界選手権100m平泳ぎ金メダル。

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