■パリパラリンピック パラサイクリング ロードタイムトライアルC1-C3女子決勝(日本時間4日、クリシー・ス・ボワ)

東京パラロード2冠の杉浦佳子(53、総合メディカル)がロードタイムトライアルで6位入賞となった。自身の持つ日本人選手過去最高齢での金メダル獲得更新はならず、2大会連続のメダル獲得を逃した。

16人の出場選手の中で最後にスタートした杉浦は、5.8km地点を8分10秒99の9位で通過。順位は上げたが、22分38秒53で6位だった。

杉浦は8月29日の3000m個人追い抜きでは予選5位で敗退。31日の500mタイムトライアルでは予選7位で6人で行われる決勝には惜しくも進めず。今大会は7日に行われるロードレース(C1‐3)にも出場予定。

杉浦は2016年の自転車レースで落車し、頭蓋骨骨折、脳挫傷、外傷性くも膜下出血などの大けがを負い、高次脳機能障がいが残った。それでも事故の1年後にはパラサイクリングを始め、2021年東京パラに初出場し、「ロードタイムトライアル」と「ロードレース」の2種目で金メダルを獲得。当時50歳で日本人最年長の金メダリストとなった。

■杉浦佳子(すぎうら・けいこ)
1970年12月26日生まれ、53歳。静岡県掛川市出身。北里大学薬学部卒。2017年、パラサイクリング世界選手権ロードレース部門で優勝。18年にはワールドカップ全戦で優勝。21年、東京パラリンピックでロード2冠を達成した。

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