■パリパラリンピック 車いすテニス女子シングルス準決勝(日本時間4日、 ローランギャロス)

世界ランキング2位の上地結衣(30、三井住友銀行)が同3位のA.ファンクート(34、オランダ)に、セットカウント2ー1で決勝進出を決めた。これで3大会連続のメダルを確定させ、自身初の金メダルまであと1勝となった。

第1セットは相手の逆をつくショットやサービスエースなどで1ゲームも与えず6ー0で先取。一転、第2セットは1ゲーム目を相手にブレークされるとその後、ブレークゲームが続き4―5の場面で相手がキープ。セットカウントを1-1とされた。
上地は今大会、初めてとなるファイナルセットで2-0とリードしたが、相手の強烈なフォアハンドに巻き返されリードを許した。しかし上地もバックハンドで応戦し、2時間を越える激戦を制した。

上地はパラリンピックに4大会連続で出場。高校3年生の時に、2012年のロンドン大会で初出場し、ベスト8。16年のリオ大会では銅メダルを獲得し、21年の東京大会は自身最高の銀メダルに輝いた。今大会では初の金メダルを狙う。ダブルスでは、日本人女子選手初となる年間グランドスラムを達成し、「女子車いすテニス最年少年間 グランドスラム」のギネス記録に認定された。

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