北都銀行バドミントン部の「ナガマツ」で親しまれ、東京、パリ五輪女子ダブルスに出場した松本麻佑選手(29)と永原和可那選手(28)が4日、秋田市で会見し、ペアを解消する意向を明らかにした。松本選手は11月10日のS/Jリーグを最後に北都銀行を離れ、永原選手は来年3月で引退する。
2人は世界選手権を2連覇して飛躍し、2021年東京五輪で8強入りした。今夏のパリ五輪は1次リーグ敗退で終わっていた。
松本選手は「集大成と思ってパリ五輪に挑み、納得いく結果ではなかったが、しっかり走り切れた」と、区切りをつけた心境を明かした。永原選手も「もう悔いなく終われると思った」と、気持ちを整理したという。
ともに北海道出身で、ペア結成は入部した14年4月だった。「同じペアで2度五輪に挑戦できたことは必ず財産になる」と松本選手。永原選手は「これだけ長く組んでいるペアはなかなかない。松本だったから一緒に見えた景色もあった」。そろって「ありがとう」と感謝の言葉を口にした。(隈部康弘)
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