ことしで100回目を迎えた競泳の日本学生選手権は、5日から4日間の日程で、東京 江東区の東京アクアティクスセンターで行われます。
初日に行われた種目のうち、男子400メートル個人メドレーの決勝には、パリオリンピックの この種目で銀メダルを獲得した東洋大1年の松下選手が出場しました。
松下選手はオリンピック後に体調を崩し、数日、練習を休んだということで、最初のバタフライで5番手と出遅れましたが、続く背泳ぎで3番手に順位を上げると、徐々にペースアップして平泳ぎでトップに立ちました。
そして、最後の得意の自由形では、同じ東洋大の2年、牧野航介選手との接戦となる中、わずかにリードを保って4分11秒20のタイムで初優勝を果たしました。
レース後、松下選手は「オリンピックでメダルを取ったという意地もプライドもあったので、負けられないという気持ちが強かった。プレッシャーをすごく感じて、かたさが出てしまったのが反省点だ」と話しました。
オリンピックでは、この種目を含め4つの金メダルを獲得したフランスのレオン・マルシャン選手から強い刺激を受けたということで、「自分もああいうふうになりたいという気持ちがすごくわいてきたし、まだまだ成長できると感じている。実力不足なので、また一から頑張りたい」とさらなる飛躍を誓いました。
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