パリ・パラリンピック第10日の6日、柔道男子73キロ級(弱視)で瀬戸勇次郎(24)=九星飲料工業=が金メダルを獲得した。瀬戸は決勝で、ジョージアの選手と対戦。背負い投げと出足払いで技ありを奪って、合わせ技一本とした。

  • パラ柔道の瀬戸勇次郎、階級変更を強いられても金に「十分届く」

 福岡県出身。生まれつきの色覚障害で両目ともに視力が0・1に満たない。兄の影響で4歳から柔道を習い、2017年、高校3年で視覚障害者柔道を始めた。福岡教育大4年だった3年前の東京大会では、66キロ級で初出場し、銅メダルを手にした。

 22年1月に障害の程度に応じて決まる「クラス分け」のルールが再編され、66キロ級は消滅。今大会は73キロ級に階級を変更して臨むことになり、これまであまりしてこなかった筋力トレーニングに取り組んだ。

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