アストロズに移籍後、ここまで6試合に登板して3勝0敗、防御率2点台と好投が続いている菊池投手は、本拠地のヒューストンで行われたダイヤモンドバックス戦に中6日で先発しました。

菊池投手は1回は無失点に抑えましたが、2回は先頭バッターから三者連続ヒットを浴びて先制されたあと、1アウト一塁三塁の場面で犠牲フライを打たれて2点目を奪われました。

3回は3人で打ち取りましたが、1対2で迎えた4回は2アウトから7番バッターにソロホームランを打たれて、再びリードを2点に広げられました。

味方が4点を取って逆転した直後の5回は、振り逃げとヒットで1アウト一塁二塁とされた上に、ピッチクロック違反を取られるなど、リズムに乗れない中でピンチが続きましたが、後続を打ち取って、無失点で切り抜けました。

勝ち投手の権利を得た菊池投手は、6回もマウンドに上がり、先頭バッターに左中間へのホームランを浴びたものの後続を抑えて、この回でマウンドを降りました。

菊池投手は6回を投げてヒット7本で4失点、奪った三振は6つで、防御率は4.31となりました。

試合はアストロズが11対5で勝ち、菊池投手は移籍後負けなしの4連勝で、今シーズンの通算成績を8勝9敗としました。

菊池 今季の奪三振数が183に “200を目指したい”

菊池投手は、持ち味のストレートが威力、コントロールともに本調子ではなかったということで、「バッターを差し込めている感じがあまりなく、高めのストレートは狙ったところよりもボール2つか3つ分低かった。受け入れて、なるべくスライダー中心にしようと考えていた」と、スライダーの割合が46%に上ったこの日のピッチングを振り返りました。

そのうえで「ランナーをためながらという試合だったが、ビッグイニングを作らずに6回までいけた。結果的には粘ったことで打線がたくさん点を取ってくれたので、試合を作れたという意味ではよかった」と胸をなで下ろしました。

また、今シーズンの奪三振の数はこの試合で「183」となり、大リーグでの自己最多を更新したほか、リーグでも5位につけています。

菊池投手は「そこまで三振を取ろうという意識はないが、三振を多く取ってフォアボールを少なくするというのは大事な指標の1つになっているので、数字がついてきたというのはすごくうれしい。正直ここまできたら、勝ちながら『200』という数字も目指していきたい」と目標を語っていました。

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