愛知県一宮市出身の小田凱人選手は、地元に滞在中、週に1回ほどラケットのガットの張り替えのため、岐阜市のテニス用品専門店を訪れているということです。

店長の名和博さん(54)は「決勝が終わった直後、小田選手がコーチと抱き合っているのを見て、最高だなと思いました。小田選手に『おめでとう』とラインしたら『やりました』と返ってきました。すばらしい18歳です」と話していました。

店には小田選手がシングルスで優勝した去年の全仏オープンの試合で使ったというサイン入りのラケットなどが飾られていて、車いすの車輪とこすれた跡とみられる傷がグリップに残っていました。

店での小田選手は、ほかの客からのサインや写真撮影のお願いに快く応じているということで「ふだんはとても落ち着いています。3セット目でマッチポイントまで追い込まれてから巻き返していて、すごい心臓だなと思いました。今回の優勝に関われて光栄です」と話していました。

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