パリ・パラリンピックは8日、全ての競技が終了した。

 大会第12日の8日は、陸上男子マラソン(車いすT54)で鈴木朋樹が銅メダルを獲得。女子マラソン(視覚障害T12)は道下美里が4位でゴールしたが、その後3位だったスペイン選手が失格となったため順位が繰り上がり、銅メダルを手にした。道下は2016年リオデジャネイロ大会の銀、前回2021年の東京大会の金に続き、3大会連続の表彰台となった。女子マラソン(車いすT54)の土田和歌子は6位だった。

 今大会の日本勢のメダル獲得数は金14、銀10、銅17。金メダルは前回東京大会は13個を上回った。閉会式は8日(日本時間9日未明)に行われる。

 今大会の日本は、車いすラグビーの決勝で米国を48―41で破り、初の金メダルを獲得。車いすテニス男子シングルスでは、小田凱人(ときと)がこの種目では史上最年少となる18歳123日で優勝した。車いすテニス女子では、上地結衣がシングルス、ダブルスでともに金メダルに輝いた。

 自転車女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)では53歳の杉浦佳子が2連覇達成。自身が持つ金メダルの日本勢最年長記録を更新した。

 柔道では女子57キロ級(弱視)の広瀬順子、男子73キロ級(弱視)の瀬戸勇次郎がともに初の金メダル。競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)では木村敬一が2連覇し、50メートル自由形との2冠を達成した。

 バドミントンでは男子シングルス(車いすWH2)決勝で梶原大暉が連覇。女子シングルス(車いすWH1)の里見紗李奈も連覇を遂げた。

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