【ワシントン共同】米大リーグでここまで47本塁打、48盗塁をマークし、史上初の「50本塁打、50盗塁」達成に近づいているドジャースの大谷翔平(30)に新たな勲章が加わった。米国の首都ワシントンなどで博物館を運営するスミソニアン協会に大谷のユニホームが寄贈されたことを受け12日、同協会が共同通信の取材に応じ、スポーツ担当のエリック・ジェンツ学芸員は「大谷は革新的でパイオニアのような存在」と語った。

 贈られたのはエンゼルス在籍時の昨年7月27日、タイガースとのダブルヘッダーで着用した赤の背番号「17」のユニホーム。第1試合に投手兼指名打者で先発してメジャー初完封、第2試合で2本塁打を放った。

 ジェンツ学芸員は「投打を両立することで、大谷は人々の認識を変えた。野球がナショナルパスタイム(国民的娯楽)となって以降の歴史を見ても、今世紀において前例がない選手になった」と功績を強調。米球界にとどまらず、社会全体に影響を与えたことを示唆した。

 収蔵されたのはスミソニアン米国歴史博物館で、一般公開の時期は未定。(共同)

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