日本バドミントン協会によりますと、女子ダブルスの東野選手と櫻本選手のペアは、10月15日からデンマークで行われる国際大会『デンマークオープン』への出場を希望し、2人の所属先からエントリーの依頼を受けました。
しかし、協会側で世界バドミントン連盟への手続きを進めていた際にミスがあり、東野選手と櫻本選手のペアがエントリーから漏れていたということです。
このため2人は、『デンマークオープン』と、その直前に出場を予定していたフィンランドでの国際大会の欠場を余儀なくされました。
パリオリンピックの混合ダブルスで銅メダルを獲得した東野選手は、大会後に女子ダブルスに転向し、新たに櫻本選手とペアを組んでいて、4年後のロサンゼルスオリンピックに向け最初の国際大会となる見通しでした。
協会では去年もカナダの国際大会で提出書類に不備があり、女子シングルスの大堀彩選手の派遣がキャンセルされるミスが起きています。
協会は「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる。改めて一連の作業についての点検を行うとともに、エントリーに関する手順・ルールの徹底、見直しも含めて再発防止の体制を整えていく」とコメントしています。
東野選手“何回も言ったが本当に起こらないようにしてほしい”
北海道岩見沢市で取材に応じた東野選手は「ミスを聞いたのは9月の社会人の大会期間中で、怒りとかいろいろな感情があった中で試合を行い、難しい部分があった。去年もパリオリンピックの選考レース中に女子シングルスの大堀彩選手が協会のミスで国際大会に出場できなかった。こういうことがないようにというのは何回も言ってきたが、本当に起こらないようにしてほしい」と率直な思いを話していました。
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