最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる「スカパー!サヨナラ賞」8月の受賞選手が13日、発表され、ピースナイターで劇的なホームランを放った広島カープの 菊池涼介 が受賞しました。

実況 坂上俊次 アナウンサー(8月14日 DeNA戦)
「きょう、300二塁打を達成した菊池。引っ張った。どうか。レフト。行ったぞ。下がって。伸びて、伸びて、どうかな。入ったあ! こんなドラマが起こったのか! ピースナイター幕切れは菊池の逆転サヨナラホームラン!」

広島カープ 菊池涼介 選手
「ホームインした瞬間くらいまでは覚えていないんですけど、そのあと、“うちのお兄ちゃん(新井貴浩 監督)” が『来い、来い』ってやっていることの方が印象に残っています。まあ、なんとなく懐かしい感じがしました」

菊池にとって初めての受賞となったサヨナラホームランが飛び出したのは、8月14日のピースナイター。カープにとって、広島にとって特別なゲームでした。

2点ビハインドの9回ウラ、チームが追い込まれた状況でその一発は生まれました。

菊池涼介 選手
「(前の打席の)奨成がバントするのかなと思いながらネクストバッターにいたんですけど、打っていったので、監督も『どんどん行け』ということだなというふうにぼくも勝手にそういうふうに思って打席に入って…。打席の中では特に何も考えていなかったんですけど、本当にぼくの思いというよりかは、みなさんの思いも乗って打球が飛んでいったんじゃないかなというふうに勝手に思っています」

「緊張感がある終盤になってきていますし、今は(優勝を)経験していない若い子たちがたくさんいるので、また、いい経験になると思いますし、その中でぼくたち(優勝)経験者がなんとか引っ張っていけるようにと思って毎日、やっているんですけども、監督の下で “笑顔” で “家族” になって戦っていきたいなというふうに思っています」

カープは現在、4連敗中。苦しい試合が続く今こそ、菊池の全力プレーがチームの流れを変えてくれるはずです。

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伊東平 アナウンサー
この菊池選手のインタビューを担当したんですけど、なかなか今シーズン、バッティングでチームを引っ張れていないという話があったんですが、やっぱり勝負どころで菊池選手の経験のある一打というのが出ていますよね。

コメンテーター 木村雅俊 さん
(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
あの試合もダメかなと思っていたときに出ましたから。最後の最後まで何があるかわからないことを象徴する試合ですよね。

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