北京大会のスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野選手は14日、地元の新潟県村上市で、高さおよそ20メートルの人工芝の斜面で雪のコースを再現した練習施設のしゅんこう式に参加しました。

平野選手は、子どもたちの前でデモンストレーションを行い、軸を斜めにして縦に3回転しながら、横にも4回転する高難度の大技「トリプルコーク1440」など迫力ある大技を披露しました。

この施設の建設を進めているのは、平野選手の父親の英功さんで、雪の影響を受けずに安定して練習できる環境を目指していて、着地用のエアマットも設けるなど、けがのリスクを抑えながら技を磨くのがねらいだということです。

平野選手は「雪とは違って崩れることはないので、安定した練習を年中できるのが、いちばんのメリットだと思う。自分自身のレベルアップにすごくつながると思う」と話していました。

そのうえで、再来年の冬のオリンピックに向けて「2連覇を目指したいという気持ちが芽生えてきた。次も頂点をねらって日々練習している技や、自分の成長をみんなに見せたい」と目標を口にしました。

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