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ヤクルトの青木宣親選手(42)が13日、現役引退会見を開きました。選手兼監督として共にプレーした古田敦也さんが、青木選手の野球人生を振り返ります。

■引退会見に山田と村上がサプライズ登場

青木選手
「(Q.引退を決意した理由)自分が思ったようなパフォーマンスをファンに見せることができないというのが一番の理由ですね。幸せな野球人生だったように思います。100点満点です」

引退会見には、青木選手を慕う山田哲人選手と村上宗隆選手がサプライズで登場しました。

思わず涙する村上選手に…

青木選手
「俺も涙出てくるよ。やめてくれよ」 村上選手
「ダメなことをしてしまった時に、面と向かってたくさん叱ってくださいましたし、僕を人として愛をもって接してくれたところが一番かなと思います」

■通算打率3割超のヒットメーカーの軌跡

青木選手(2003年・入団会見)
「チームに必要な選手となりたいです。なんでもいいので、使ってもらいたいです」

2003年、ドラフト4位で早稲田大学からヤクルトに入団すると、すぐに頭角を現し、2年目には首位打者(.344)のタイトルを獲得。プロ野球界史上初となる2度のシーズン200安打を達成し、日本屈指のヒットメーカーとして活躍しました。

侍ジャパンにも選出されWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、2大会連続で日本の優勝に貢献しました。 2012年には海を渡り、メジャーリーグに挑戦し、ブルワーズ移籍後初のホームランはランニングホームランでした。2014年、ロイヤルズ時代にはワールドシリーズに出場しました。

そして2018年、古巣ヤクルトに復帰。青木選手にはやり残したことがありました。

青木選手(2018年)
「この球団を愛しているし、優勝させることしか考えていない」

その思いを古田敦也さんにも語っていました。

青木選手(2019年・BS朝日「スポーツクロス」から)
「野球人生でやり残したことは、ヤクルトで優勝すること」 そしてプロ18年目の2021年、日本シリーズでオリックスを破り、ヤクルトで悲願の日本一を達成しました。 青木選手
「ヤクルトで日本一になれていないところが一番心残りだったので、自分のやりたいことはほぼ達成した。そんな気持ちもありました」
「ヤクルトにドラフトにかかって、アメリカから帰ってきても、またヤクルトに入って、愛着のあるヤクルトで終わることができたので、ずっとその思いは変わらなかったですし、これからもヤクルトをしっかりチェックしたい」

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■古田引退試合 青木に託した思いとは

■古田引退試合 青木に託した思いとは

常に「ヤクルトのために」という球団愛に溢れる青木選手。選手として、また監督として共にプレーした古田敦也さんについて聞きました。 青木選手
「プロに入って、古田さんの存在感はヤクルトでとてつもなく大きかったです。技術的なところから考え方など、全て教わった。プロ野球界は実績主義だとよく言われていました」

2年前の春季キャンプでは、臨時コーチの古田さんがバッティングピッチャーを務め、青木選手との対決が実現しました。当時のことを振り返ると…

青木選手
「古田さんも年を重ねて、ひじがなかなか上がらなくなっているのが分かりました。打ちやすかったです」

青木選手に、古田さんも気になる引退後にやりたいことを聞きました。

青木選手
「趣味がないんですよね。何かいいのがあれば、教えてほしい。観客席で試合を観たい。ビールとか飲みながら」

「古田さん、21年間の現役生活を引退することを決めました。直接、連絡できなかったんですけど、たった今、古田さんにLINEで返信しました。引退試合、しっかり楽しんで、最後プレーできるようにやっていきたい」 古田さん
「青木選手はオンとオフがしっかりしていて、野球をやっている時はすごく一生懸命やるタイプで、面白いことを言えて、人気のある選手でした。プレースタイルは、努力・粘り、気合と根性というタイプで、『あんな選手になったらいいな』と若手からも思われる選手でした」

「思い出としては、監督をしていた時のことです。僕の引退試合(2007年10月7日広島戦)で、引退試合でも監督だったので打順を決められたので、青木選手を4番に置いて、『これからのスワローズを君が引っ張っていくんだぞ』というメッセージを込めました。その後も十数年、ずっと活躍してくれたので、非常にうれしく思います」

青木選手の引退試合は10月2日、神宮球場で行われます。

(9月15日放送「サンデーLIVE!!」より)

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