幕内でただ1人、勝ちっぱなしの大の里は11日目の18日、前頭4枚目の琴勝峰と対戦しました。

大の里は立ち合いで踏み込んできた琴勝峰の当たりを止めたあと、すぐに得意の右を差して一気に土俵際まで押し込みました。

土俵際、琴勝峰がはたいて、もつれましたが軍配は大の里に上がり、物言いが付いたものの軍配どおり大の里が「押し出し」で勝ちました。

大の里は幕内でただ1人初日から11連勝としました。

一方、17日、大の里に敗れて2敗に後退した大関経験者の霧島は阿炎との関脇どうしの対戦で「はたき込み」で勝って2敗を守りました。

また、
▽錦木が若隆景との2敗どうしの一番を制したほか
▽大関経験者の高安が勝っていずれも2敗を守りました。

このほか、大関陣はともに敗れ
▽琴櫻が4敗目
▽豊昇龍が5敗目を喫しました。

秋場所は11日目を終えて
▽全勝で大の里が単独トップ
▽2敗で霧島、錦木、高安の3人が並んでいます。

中入り後の勝敗

▽白熊と阿武剋の新入幕どうしの一番は白熊が「寄り切り」で勝ってともに4勝7敗となりました。

▽北の若に金峰山は北の若が「寄り切り」。

▽武将山に宝富士は宝富士が「押し出し」。

▽錦富士に輝は錦富士が「押し出し」。

▽北勝富士は17日の相撲で以前痛めていた右ひざを再び痛め18日から休場しました。

玉鷲は「不戦勝」となりました。

▽一山本に竜電は一山本が「寄り切り」。

▽佐田の海に翠富士は佐田の海が「寄り切り」。

▽遠藤に高安は高安が「突き出し」で勝って9勝目。

2敗を守りました。

▽狼雅に美ノ海は狼雅が「押し出し」。

▽若隆景に錦木は錦木が「小手投げ」で勝って2敗を守りました。

若隆景は3敗に後退しました。

▽明生に欧勝馬は欧勝馬が「上手投げ」で勝って8勝目。

勝ち越しを決めました。

▽正代に豪ノ山は正代が「上手投げ」。

豪ノ山は3場所連続の負け越しとなりました。

▽湘南乃海に若元春は若元春が「寄り切り」。

▽御嶽海に翔猿は翔猿が「寄り切り」。

御嶽海は先場所に続いての負け越しとなりました。

▽隆の勝に王鵬は王鵬が「押し出し」。

隆の勝は負け越しです。

▽熱海富士に平戸海は熱海富士が「寄り切り」。

▽阿炎に霧島は霧島が「はたき込み」。

霧島は2敗に踏みとどまりました。

▽琴勝峰に大の里は物言いがつきましたが、行司軍配どおり大の里が「押し出し」で勝ってただ1人初日から11連勝としました。

▽宇良に大関 豊昇龍は宇良が「送り出し」。

▽大関 琴櫻に大栄翔は大栄翔が「押し出し」。

2大関はともに敗れました。

力士の談話

関脇 大の里は初日からの連勝を「11」に伸ばしましたが、「あしたから残り4番、しっかり集中して頑張る」と話していました。

ここ3場所の勝ち星の合計が大関昇進の目安とされる「33」まであと1勝に迫ったことについては「気にしていない。1日一番集中して頑張る」と淡々と話していました。

関脇 霧島は阿炎との関脇どうしの一番を制して2敗を守り「ちゃんと前に出る気持ちで土俵に上がってしっかり相撲を取った。残りはまだたくさんあるので一番一番、次の場所につながる相撲を取っていきたい」と力強く話していました。

若隆景との2敗対決を制した錦木は「相手のほうが強い。稽古が生きたかもしれない。ちょっとずつ番付を戻していきたい」と笑顔で話していました。

遠藤に勝って2敗を守った大関経験者の高安は「一方的に攻められてよかった。落ち着いて取れているのがいいかもしれない。若い力士が活躍しているのを見ると前向きになれる。その日のベストの相撲を取れればそれでいい」と落ち着いて話していました。

大関の2人、琴櫻と豊昇龍はいずれも敗れて取材に応じませんでした。

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