■MLB マーリンズ ー ドジャース(日本時間20日、フロリダ州マイアミ、ローンデポ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で出場し、6回の第4打席で49号2ラン本塁打を放った。
この日2盗塁をマークした大谷は、自身のMLB記録を更新する「49本塁打-51盗塁」に到達し、“50-50”へついにあと1本塁打と大記録達成へ最後のカウントダウンが近づいた。
4点リードの6回、1死二塁の場面で迎えた第4打席はマーリンズの3番手G.ソリアーノを相手に、2球目のスライダーを完璧に捉えると、打球はライトスタンド上段へ。飛距離133.5mの特大弾に敵地は騒然となった。
ドジャースとしては2001年にショーン・グリーンがマークしたシーズン歴代最多本塁打の「49」に並んだ。この日は4安打2盗塁と大爆発。また打点は「110→115」に伸ばし、松井秀喜氏が持つ日本人MLBシーズン最多記録(116打点)にあと1打点に迫った。
昨年世界一を奪還したWBC決勝の地でついに大記録に王手。初回はマーリンズ先発の右腕E.カブレラを相手に、カウント2-2から5球目のチェンジアップを捉えると、痛烈な打球でライトへの二塁打となりいきなり先制機を作る。続くM.ベッツ(31)は二飛、F.フリーマン(34)が四球で1死一・二塁とするとW.スミス(29)の打席の初球で三塁に走り今季50個目の盗塁を決めた。さらにスミスの犠飛で先制のホームイン。
2回は2死一・二塁の場面で、2球目のチェンジアップをライトへ弾き返し、貴重な追加点となるタイムリー。リーグトップの111打点で早くもマルチ安打をマーク。さらに勢いは止まらずベッツの打席の2球目で二塁に向かい、この日2個目、シーズン51個目の盗塁を決めた。
ドジャースは2-1で迎えた3回、押し出し四球と犠飛で追加点を挙げると2死一・三塁で大谷の第3打席を迎えた。代わった2番手ベネツィアーノを相手に、フルカウントから6球目のストレートをセンターへ弾き返す2点タイムリーで7-1としたが、一気に三塁へ向かうとここはタッチアウトに。
チームはシーズン残り9試合。前日の試合を終え優勝マジックは「7」とし、地区優勝争いも佳境を迎えている。この日ドジャースが勝てば12年連続のプレーオフ進出が決まる。
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