【詳しく】大谷翔平 大リーグ史上初 50HR50盗塁達成 「51-51」に伸ばす
Q.野球の歴史の中で誰も成し遂げていない記録を達成したが、気持ちは?
大谷翔平 選手
「まあうれしさと、安どと、それと同時に、記録を作ってきた先輩方へのリスペクトというか、そういう気持ちでいます」
Q.記録は意識しないようにしていたと思うが、50号を打った瞬間の気持ちは?
「そうですね、打席前にボールを変えてもらったりとか、そういう時間を取ってもらったりしていたので、早く決めたいなというのはもちろん思っていましたし、(49号を打ってから)1打席目でしっかり決めたのはよかったなと思います」
Q.同じ球場でWBC=ワールド・ベースボール・クラシック優勝を味わったが、そこでの記録達成はどう思っているか?
「そうですね、一生忘れないと思いますし、去年(のWBC優勝)もそうでしたけど、自分のいろいろプレーしてきた球場の中で、すごく好きな球場の1つになったんじゃないかなと思います」
Q.記録を達成できるという手応えはいつ感じた?
「どうですかね、ホームランはねらったら出ないものだと思うので、本当に自分のいい打席を積み重ねていくのが、いちばんの近道じゃないかなとは思ってはいたので。本当に勝ちにつながるいい打席をしっかり1打席でも多く積み重ねたいなとは思っていたので、そういう意味ではホームラン以外の打席もよかったんじゃないかなとは思います」
Q.人生いちばんの成績だったと思うが、50盗塁を達成して安心してホームランに集中できた?
「盗塁もやっぱり行けたら積極的に行くという感じなので、そういう意味ではいい盗塁だったのかなとは思いますし、これ以上の試合がポストシーズン、それ以降で出てくれば、やっぱりチームとしても大きいと思うので、そこを目指して今後頑張りたいなとは思っています」
Q.プレーオフ進出が決まったことへの思いは?
「チームは変わりましたけど、もうこっちに来てから、アメリカに来てから、ずっと夢に見ていた舞台ではあるので、そういう意味では、きょう勝って決まったというのは自分にとってもすごく大きいですし、今後はそこに向けて、また1から頑張りたいなとは思っています」
Q.50号のホームランボールをキャッチした人とは話した?
「試合中だったので、特には(話を)していないですね。打った瞬間は行くとは思いましたけど、先にベンチの方を見たので、どこに行ったかはちょっとわからなかったという感じですかね」
《日本メディア》
Q.歴史を塗り替えていくだいご味は?
「だいご味…。まあ今までの記録は正直やっている人が少ない中での記録が多かったと思うので、そういう意味では比較対象が多い中での新しい記録という意味では自分にとっても違いはあるかなと思います」
Q.相手の本拠地でスタンディングオベーションだったが?
「うれしかったのと、本当に(最後は)野手、ポジションプレーヤーが投げていましたけど、自分の打席を崩さずに、しっかりといい自分の打席を最後まで送りたいなとは思っていました」
Q.移籍1年目で、重圧やつらいこともあったと思うが、プレーオフも決まって、ここまで振り返ってどういうシーズンだったか?
「プレッシャーみたいなものよりもやっぱり新しいチームに来てたくさん声援ももらいましたし、それはプレッシャーより励みの方につながっているかなとは今まで思いますね」
Q.プレーオフ進出を祝うシャンパンは飲んだ?
「そうですね、チームミーティングというか、はい、みんなで飲みました」
Q.味はどうだった?
「いやよかったですね。初めてポストシーズンに出られる試合を経験して、決まって、また首位で行けるかどうかはまだ挑戦ですけど、そこに向けて、いい励みになるんじゃないかなと思います」
Q.きのうまで調子がそこまで上がっていなかったが、きょうに向けてどんな修正があったか?
「構えも含めて、もう1回自分が心地いいところを探しながら、ケージ(屋内バッティング練習場)でも打ってました、試合中もそうですけど。ピッチャーが変わればまたアプローチも違いますし、1打席1打席。チャンスがちょっと多かったですけどきょうは。チャンスを作ってくれて、まずチームメートもそうですし、それに応えて(ランナーを)かえせたのはよかったなと思います」
Q.自分の記録を作りながらチームを勝ちに導くことについてはどんな気持ちか?
「そこまで(2位のパドレスとの)ゲーム差も開いてもないですし、もちろん残りの試合も少ない中で、やっぱり1勝が大きいと思うので、本当に1勝でも多く、きょうの試合前はもちろん、きょう勝ってプレーオフをまず決めるという目標がみんなあったと思うので、それを達成できてよかったんじゃないかなと思います」
Q.「50-50」、チームメートや監督からの反応は?
「チームが勝っていた状況もあってみんなすごい喜んでくれたので、思い出になる1日だったんじゃないかなと思います」
Q.見ている側からすると信じられない1日だったが、自身はこのパフォーマンスを率直にどう感じている?
「(試合が)終わって6打数6安打でよかったなという感じではあるので、本当にその打席に行く時は前の打席までのことは忘れて、その打席にしっかり集中できていたので、結果的に今振り返ってみてよかったんじゃないかなと思いますね」
Q.去年のきょう、右ひじの手術を受けたが、ちょうど1年後に歴史を作ったことについてどう感じているか?
「リハビリと試合はまったく分けるようにはしているので。ただリハビリの過程は楽しいことばかりではないですし、進むところもあれば後退するところももちろんあるので、そこをなるべく試合にひきずらないように気持ちをまず切り替えて、バッターで出るときは、そこに集中するようにということを一応心がけてはいます」
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