秋場所の幕下は13日目の20日、ともに6戦全勝だった玉ノ井部屋の羽出山と高砂部屋の朝興貴が対戦しました。

羽出山は立ち合いでもろ手突きから相手をいなして崩して「押し出し」で勝ち、7戦全勝で幕下優勝を決めました。

羽出山は東京都東村山市出身の24歳。

東洋大学を経て、玉ノ井部屋に入門し、おととしの春場所で初土俵を踏みました。

身長1メートル93センチ、141キロの体格で、懐の深さを生かした突き押し相撲を持ち味に今場所は東の幕下16枚目で白星を重ねました。

羽出山は優勝を決めた一番について「緊張しないと思っていたが緊張していて、体にうそはつけないので置かれている状況を楽しんでやろうと思った」と振り返りました。

そのうえで「優勝はうれしいがまだ、かなえていない関取になるという大きな夢があるので、来場所に向けて稽古を頑張っていきたい」と今後の抱負を示しました。

また、同級生には大関 豊昇龍など、すでに幕内で実績を残している力士が多いことを問われると「自分は自分だと思うが関取として土俵に立っている姿を見るといずれ倒したいと思う。もっと頑張らないといけない」と力強く話していました。

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