春日野部屋の碧山は38歳。

平成21年名古屋場所で初土俵を踏み、身長1メートル91センチ、体重181キロの体格を生かした突き押し相撲を持ち味に、入門から2年余りで新入幕を果たしました。

平成26年の九州場所では、ブルガリア出身の力士として、元大関 琴欧洲以来、2人目となる関脇昇進を果たし、平成29年の名古屋場所では、千秋楽まで優勝争いに加わって13勝2敗の成績を挙げ、敢闘賞を受賞しました。

その後、十両陥落を経験しながらも幕内で通算12年近く活躍してきましたが、ことしの初場所で右ひざを痛めた影響もあって、続く春場所で再び十両に番付を下げました。

そして、十両13枚目で臨んだこの秋場所では、5勝10敗と負け越し、来場所は幕下への転落が濃厚となっていました。

日本相撲協会は24日に、碧山が現役を引退し年寄「岩友」を襲名したと発表しました。

碧山は、相撲協会の規定で、親方になるために必要な日本国籍を2022年に取得していて、今後は岩友親方として後進の指導にあたることになります。

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