日本相撲協会は、ことし11月に行われる九州場所の番付編成会議を開き、安青錦と若碇、それに琴手計改め琴栄峰の3人を新たに十両に昇進させることを決めました。

安治川部屋の安青錦はウクライナ出身の20歳。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から逃れて、相撲を続けるため、おととし4月に来日し、友人のいる関西大で稽古を積みました。

去年の秋場所で初土俵を踏み、その後は持ち味の四つ相撲を生かして九州場所から序ノ口と序二段で続けて優勝するなど、順調に番付を上げ、今場所は西の幕下4枚目で6勝1敗の好成績を残しました。

初土俵からわずか1年での新十両昇進となりました。

また、伊勢ノ海部屋の若碇は京都市出身の19歳。

埼玉栄高校をへて去年の初場所で初土俵を踏み、父で元幕内 大碇の甲山親方の指導も受けて順調に番付を上げて西の幕下2枚目で臨んだ秋場所は力強い押し相撲を軸に4勝3敗の成績をあげました。

佐渡ヶ嶽部屋の琴手計改め琴栄峰は千葉県柏市出身の21歳。

兄は幕内力士の琴勝峰で、兄弟で関取となるのは史上22組目です。

西の幕下5枚目で臨んだ秋場所では、持ち味の四つ相撲で三役経験者の碧山から白星をあげるなど、5勝2敗の成績でした。

このほか、生田目と栃大海、それに千代丸の十両復帰が決まりました。

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