競泳の池江璃花子(24、横浜ゴム)が25日(日本時間)、自身のインスタグラムを更新し、急性リンパ性白血病が完全寛解したことを報告した。

池江は、入院中の写真とともに「移植後5年が経ち、本日完全寛解を迎えました!」とコメント。「退院してからの生活は想像以上に大変で、退院後も別の大きな病気をしたり、精神的にも苦しかった時期もありました。元気な自分でいると病気であったことを忘れる事も多かったです。今でもとても長い5年間だったなと感じています。そしてそんな5年間の中で2回のオリンピックを経験できたことは非常に嬉しく思います。競技では、泳げるようになった幸せと、泳げるようになったことで感じる苦しさと、虚しさと、悔しさ。私の中には逃げるという選択肢はないので、これからもそんな自分と闘いながら全力で競技と向き合いたいと思います」と心境を綴った。

池江は2019年2月、オーストラリアでの合宿中に体調不良を訴え緊急帰国。その後、2月8日に急性リンパ性白血病と診断を受け、10か月に及ぶ入院生活を送った。抗がん剤治療などの闘病を経て、2020年7月に実戦復帰。翌年にはリレーメンバーとして東京五輪出場を果たした。今年7月には3種目(100mバタフライ、女子400mメドレーリレー、混合400mメドレーリレー)でパリ五輪に出場した。

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