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【セリエA】レッチェ 2-2 パルマ(日本時間9月22日/スタディオ・ヴィア・デル・マーレ)

 そのロングフィードは上手さのみならず、美しさを感じるものだった。パルマのGK鈴木彩艶が、出場停止明けのレッチェ戦に先発出場すると、正確なキックで得点機を生み出した。このプレーにはファンも「キックうめぇー」と賞賛している。

【映像】鈴木彩艶の「美しい50m級ロングフィード」

 スコアレスで迎えた15分、鈴木が正確なロングフィードでチャンスを演出した。自陣ボックスでボールを受けた日本代表GKは、2回ほど足裏でコントロールしてタイミングをうかがうと、低弾道の美しいロングフィードを前線へと供給した。

 この50メートル級のロングパスに対してFWアンジュ=ヨアン・ボニーが相手DFとの競り合い、ボールはFWヴァレンティン・ミハイラの元に。ルーマニア代表FWはそのまま中央をドリブルで持ち上がってシュートを放った。得点にはならなかったが、鈴木のロングフィードが起点で決定的なチャンスが生まれた。

 このシーンを目撃したファンは、「これこれ」「このフィードよ」「キックうますぎザイオン」「反則ロングフィード」「素晴らしい」「キックうめぇー」など、日本代表GKのキック能力を賞賛するコメントであふれ返った。

 今夏にパルマに加入した鈴木は、開幕からスタメンに定着。スタッツサイト『Sofascore』によると、このレッチェ戦では6本ものロングフィードを味方に通すなど、組み立ての面でもチームに貢献した。2失点したがいずれもGKにはノーチャンスで、むしろ試合終盤には1対1の状況で起死回生のビッグセーブ。その後にパルマは2ゴールを挙げており、チームの勝点1獲得に貢献している。

(ABEMA de DAZN/セリエA)

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