米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が今月、史上初となるシーズン50本塁打、50盗塁の「50―50」を達成したホームランボールをめぐり、18歳の男子高校生が「別の男性に盗まれた」として提訴したことが明らかになった。米ロサンゼルス・タイムズ紙が26日報じた。

 同紙によると、訴えたのはフロリダ州に住むマックス・マトゥスさん。18歳の誕生日だった今月19日、マイアミであったマーリンズ戦を外野席で観戦していた際、大谷選手の50本目のホームランボールを左手でつかんだものの、被告の男性が脚をマトゥスさんの腕に巻き付け、ボールを奪ったと主張しているという。2人のやりとりは近くにいた複数の観客が録画しているという。

 このボールは、米オークションサイト「ゴールディン」が27日から競売にかける予定となっている。同サイトによると、入札の開始価格は50万ドル(約7250万円)。マトゥスさんは訴訟の被告にゴールディンも含めており、競売の差し止めを求めているという。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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