日米通算200勝まであと3勝に迫る35歳のベテラン田中将大投手は、去年10月、3回目となる右ひじの骨のかけらを取り除く手術を受け春先のオープン戦から登板しましたが、その後、状態が上がらず、2軍で調整を続けていました。
先月から2軍戦で登板を重ね今月13日の日本ハム戦では、今江監督も視察に訪れる中、7回3失点の内容で28日オリックス戦で今シーズン初登板、初先発することになりました。
田中投手は、27日は仙台市で調整の練習を行いました。
ストレッチやランニングで体をほぐしたあとブルペンキャッチャーを相手にキャッチボールをしました。
このあと、キャッチャーにホームベースより前に座ってもらってマウンドからおよそ30球投げてホーム球場の傾斜の感覚を確かめていました。
1時間半ほどの調整を終えた田中投手は、2軍で調整していた時間について「自分に対してのフラストレーションもあり、『投げられるようになるのかな』と思うこともあった。たくさんの人に支えてもらい、自分を見つめ直す機会にもなった」と振り返っていました。
そのうえで登板に向けて「2軍で積み重ねてきたものを結果で示してクライマックスシリーズへ勢いがつく投球ができればと思う」と話していました。
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