■プロ野球 阪神 7-6 DeNA(29日・甲子園)
DeNAは阪神に逆転負けを喫した。試合は4点リードで迎えた7回裏、中川颯(25)、ディアス(25)、伊勢大夢(26)が登板するも粘れずこの回5失点と逆転を許した。打線は佐野恵太(29)が2打席連続タイムリー、宮﨑敏郎(35)、牧秀悟(26)も適時打を放つもあと1歩及ばず。
DeNAはここまで67勝65敗3分で貯金2の3位。2位・阪神と4ゲーム差、4位・広島と1.5ゲーム差となっている。この日から甲子園で阪神と2連戦を迎え、初戦に東克樹(28)が先発でマウンドに上がった。東は試合前まで13勝4敗、防御率2.12をマーク。前回登板となった23日のヤクルト戦(横浜スタジアム)では7回途中4失点で敗戦。今回の登板が今季26試合目の登板となった。
打線は1回、阪神の先発才木浩人(25)に対し先頭の梶原昂希(25)が一塁線を破る右二塁打を放ち出塁。2番・桑原将志(31)が送りバントを決め1死三塁。すると3番・佐野がセンターへの適時打を放ち先制点を挙げた。
その裏、東の立ち上がりは先頭の近本光司(29)に中安打を放たれ出塁を許すも2番・中野拓夢(28)を空振り三振、3番・森下翔太(24)を遊ゴロに打ち取り2死を奪った。続く4番・大山悠輔(29)を左飛に抑え無失点に。
3回表にはこの回先頭の9番・東が右安打で出塁。1死一塁から2番・桑原が左安打を放ち繋ぐと3番・佐野にレフトへの適時打が飛び出し2点目を奪った。
2点リードで3回裏、2死走者無しから2番・中野にセンター前に落ちるポテンヒットで出塁を許すと3番・森下にセンターへの適時二塁打を放たれ1点を返された。
すると5回裏には無死走者無しから8番・木浪聖也(30)に左安打を放たれ出塁を許す。9番・才木に送りバントを決められ得点圏に走者を背負うと1番・近本の一ゴロの間に走者は進塁し2死三塁に。続く2番・中野にレフトへの適時打を放たれ2ー2の同点に追いつかれた。
試合は後半に入り6回表、先頭の2番・桑原が中安打で出塁。3番・佐野はサードへの内野安打、4番・牧はセンターの頭を越えるヒットで繋ぎ、無死満塁の好機を作った。迎えた5番・宮﨑は初球を捉えライトへの適時二塁打に。2点勝ち越し4ー2と再びリードを奪った。7番・伊藤光(35)はスクイズを試みるも空振り。しかし三塁走者の牧がホームスチールを成功させ5点目を加えた。
東は5回75球2失点で降板。6回裏から2番手・中川颯がマウンドに上がると1死走者無しから5番・佐藤輝明(25)に四球を与える出塁を許した。しかし代打・前川右京(21)をセカンドの併殺打に打ち取り無失点に。
終盤7回表、阪神の2番手・漆原大晟(28)に対し1死走者無しから1番・梶原が右二塁打で出塁。その後3番・佐野が四球を選択するなど2死一、三塁とし迎えた4番・牧にセンターへの適時打が飛び出し6ー2。
その裏、中川颯は2イニング目のマウンドも7番・梅野隆太郎(33)に四球、8番・木浪の打球はセカンドへの内野安打も牧の悪送球が絡み無死二、三塁に。続く代打・糸原健斗(31)の打球はレフトへの適時打となり3点差に詰め寄られた。ここで中川颯は降板、3番手・ディアスが登板。迎えた1番・近本にセンターへの犠飛を放たれ6ー4の2点差に。2番・中野を一ゴロに打ち取り2死を奪ったところで継投に入り4番手・伊勢が登板も3番・森下に四球を与えると4番・大山にライトへの適時打を放たれ6ー5の1点差に。さらに5番・佐藤輝にレフトへの適時三塁打を浴び逆転を許した。
1点を追う展開となった打線はその後、8回9回と得点することができず試合終了。この結果で阪神の2位が確定となった。
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