■MLB カブス 0ー3 レッズ(日本時間30日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)

カブスは本拠地でシーズン最終戦を迎えて今季は83勝79敗、ナ・リーグ中地区3位でポストシーズン進出を逃した。今永昇太(31)は最終戦に登板せず、9月23日のナショナルズ戦がメジャー1年目最後の試合となった。

今永はメジャー1年目で29試合に先発、15勝3敗で防御率は2.91。チームの貯金が4の中、今永は12も貯金を作った。メジャー1年目で規定投球回数もクリア、防御率・勝ち星共にリーグ3位の好成績、1年目での15勝は2007年の松坂大輔(レッドソックス)と並ぶ歴代2位の記録となった。

今永はシーズンを振り返り「すごく時が早く流れた印象。満足いく部分もあれば、そうでないところもあり、全てが良かったわけではない」と語った。

新人王に加えて、サイヤング賞候補にも名前が上がっていることについては「自分としては対抗する上で物足りない数値があるので、候補に挙げてもらえるのは光栄だが、素晴らしい選手の数字はやはりすごい」と話した。今季、ア・リーグではT.スクーバル(27、タイガース)が18勝4敗、防御率2.39、228奪三振で“投手三冠”、ナ・リーグではC.セール(35、ブレーブス)が18勝3敗、防御率2.38で“投手二冠”と両リーグ共に今永と同じ左腕が好成績を残していた。

今季の活躍で“SHOTAボーイズ”というファンが出来るほどシカゴファンに受け入れられたが「成績を出し続けなければそういう存在にはならない。今年一年だけでなく来年以降もしっかり一年通して数字を残せるよう頑張りたい」と話し、来季に向けては「現状維持は衰退。今年やったことが来年通用する訳がないので、変化を恐れずにやるしかない」

そして、ドジャース大谷翔平(30)との対戦については「トップオブトップで流れを変える力がある選手。彼に投げる時は細心の注意を払って投げた。勝負は紙一重なので何度も対戦していれば打たれることもある。ただ一つ言えることは、彼に打たれたその時点で試合に負ける訳ではない。野球とはそういうものなので、自分でストーリーを作らないことが大切」と個人で戦うのではなくチームの勝利を優先した考えを口にした。

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