メッツ 千賀滉大 優勝決定S第1戦先発「思い切りいきたい」話す

大リーグはリーグ優勝決定シリーズに進む4チームが決まり、このうちナショナルリーグは大谷翔平選手と山本由伸投手が所属するドジャースと、千賀投手が所属するメッツが対戦します。

このシリーズでは先に4勝したチームがワールドシリーズに進出し、第1戦は日本時間の14日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われます。

このうち、メッツの選手たちは前日練習を本拠地のニューヨークで行ってからおよそ6時間をかけて移動しました。

第1戦の先発は千賀投手と発表され、2か月ぶりに復帰したフィリーズとの地区シリーズ第1戦以来、中7日でのマウンドとなります。

千賀投手は会見で「基本的には100球も投げるとかはないと思うので、いけるところまで思い切りいきたい。投げるうれしさよりも緊張感のほうが大きく、自分は1年間ローテーションをまわったピッチャーとは違うので、そこに対して自分にプレッシャーをかけながらいい緊張感でマウンドに上がりたい」と意気込みを話しました。

アメリカのメディアからは大谷選手への対策についても質問が出ましたが「ここでしゃべる人はどのピッチャーでもいないと思います」と笑顔を見せ「ドジャースは1番から9番までどのバッターも甘い球を長打にできるので、誰とかではなく一人ひとり全力でいきたい」と話していました。

一方、ドジャースの選手たちは本拠地で午後5時から1時間あまり練習に臨み、ベッツ選手などがフリーバッティングで調整しました。

登板翌日の山本投手はキャッチボールで軽めに調整し、大谷選手はグラウンドには姿を見せず、レギュラーシーズン中と同様に室内の練習場で調整を進めたものと見られます。

ドジャースの第1戦の先発は、今シーズン13勝をあげたフレアティ投手で、6回途中4失点だったパドレスとの地区シリーズ第2戦以来、中6日でマウンドに上がります。

ドジャースとメッツのリーグ優勝決定シリーズ第1戦は、日本時間の14日、午前9時15分開始予定で、NHKは総合テレビで中継します。

ドジャースのロバーツ監督は、千賀投手について「私は彼のことをあまり知らないが、直近の登板が2イニングで31球だったことは知っている。あすはおそらく3イニングを投げると思うが、彼は明らかにことしの開幕前にはエースだった投手なので、対戦が楽しみだ。今まさに彼について学んでいるところです」と話し、右肩や左ふくらはぎのけがから復帰したばかりの状態を踏まえて長いイニングは投げないという見通しを示しました。