阪神は昨シーズンから指揮を執ってきた岡田彰布監督が今シーズンかぎりで退任することが決まり、後任の人事が注目されていました。

関係者によりますと来シーズンの監督はチームのOBで現在は球団の「スペシャルアシスタント」として運営に携わっている、藤川氏が就任することに決まったということです。

阪神は連覇を目指した今シーズン、最後まで優勝を争ったものの2位となり、クライマックスシリーズでもファーストステージで3位のDeNAに敗れ、来シーズンはかつての守護神にリーグ優勝と日本一の奪還を託すことになります。

藤川球児氏とは 名詞は「火の玉ストレート」

藤川球児氏は高知県出身の44歳。

1999年に高知商業からドラフト1位で阪神に入団しました。

最大の持ち味で、代名詞でもあったのが「火の玉ストレート」と呼ばれるバッターの手元で浮き上がるようなストレートです。

2005年にはジェフ・ウィリアムス投手、久保田智之投手とともに「JFK」と呼ばれるリリーフ陣の一角を担って46ホールドをマークし、リーグ優勝の原動力となりました。

その後は抑えを任され、2007年と2011年に最多セーブのタイトルを獲得して球界を代表する抑え投手となりました。

2013年に大リーグに移籍したあと、独立リーグの高知ファイティングドッグスを経て2016年に阪神に復帰し、日米通算245セーブという成績を残して2020年に現役を引退しました。

その後は阪神の「スペシャルアシスタント」などとして、外国人選手のスカウトなどに携わってきました。

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