■第58回織田幹雄記念国際陸上競技大会(29日、広島・ホットスタッフフィールド広島)

男子100mで日本記録保持者の山縣亮太(31・セイコー)が、予選10秒58(-0.4m)でA決勝に進めず。B決勝に回ったが右足の違和感で棄権となった。

山縣は「大会前から右足に痛みがあり、大事を取った」と棄権の理由を説明し、「子どもの頃、織田記念でトップ選手の走りを見るのが好きだったので、なんとか走れればと思ったが今回は棄権という形になってしまった」と話した。

「唯一の収穫はレース中に痛みが出ずに走り切れたこと」とし、タイムは伸びなかったが地元のレースで1本走り切ったことを前向きに捉えた。

さらに「思い描いていたより自分の現在地は低いが、今季は3大会連続で出場している五輪の切符を掴めるようにひとつひとつ課題を修正していきたい」と4大会連続五輪出場に向け、次戦以降を見据えた。

今大会、男子100mは予選もトップだった大東文化大3年の守祐陽が優勝。タイムは10秒26(+0.7m)。女子100mはジョージア・ハリス(オーストラリア)が11秒57(無風)で制し、石川優(青山学院大)が11秒77で2位に入った。

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