プロ8年目、29歳の佐野選手は明治大から2017年にドラフト9位で入団した右投げ左打ちの外野手で2020年にレギュラーに定着すると打率3割2分8厘をマークして首位打者に輝き、おととしには最多安打のタイトルを獲得するなど3年連続で打率3割をマークしチームの中軸を担いました。

今シーズン、国内に限ったFAの権利を初めて取得した佐野選手は139試合に出場し、打率2割7分3厘、ホームラン8本、62打点の成績を残してチームの26年ぶりの日本一にも貢献し、国際大会「プレミア12」の日本代表のメンバーにも選ばれています。

球団は12日、佐野選手がFA権を行使せずに残留すると発表しました。

佐野選手は「ドラフト会議で指名待ちをしていたあの時の長く、苦しく、悔しい時間は今も自分の原動力となっています。指名してくれた恩を活躍することで返せるのであればベイスターズのために活躍したい。その思いが変わることはありませんでした」と球団を通してコメントしています。

生え抜きの強打者、佐野選手の残留決定は来シーズン27年ぶりのリーグ優勝を狙うチームにとって大きな後押しとなりそうです。

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